狂言ライブ&レクチャーイベント「狂言LABO」 | えり姉ちゃんのたゆたゆ日記

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山口県下松市にある『藤井写真館』のお写真に関する話や、広島東洋カープ応援、舞台観劇、旅行、その他いろ~んなお話のブログです!

2014.07.12-1

東京 目黒のスタートアップ&コワーキングスペース「HUB Tokyo」で始まった狂言ライブ&レクチャーイベント「狂言LABO」がいよいよ地方に飛び出します!!

その場所は、山口県周南市!本州の端、維新の地から狂言を発信します!!

●チケットのお申込み・問い合わせ先
http://kyogenlabo.doorkeeper.jp/events/12219

●開催日時  7月12日(土曜日)  
 18:00 開場  18:30 開演 (終演予定時間 20:00)
●場所    シネマ・ヌーヴェル       
〒745-0032 山口県周南市銀座2-18  0834-21-2525  
●会費    3500円
●定員    100名
●座席    全席自由 
●レクチャー:能楽師狂言方 大藏教義(おおくらのりよし)
●出演:大藏教義 他2名
●内容
1.狂言について(レクチャー) 
  狂言とは!
  狂言の鑑賞三原則!
  ・楽しかったら笑うべし
  ・分からない言葉は無視するべし
  ・好きなように想像するべし
2.プチ体験 (レクチャー)
 ~これであなたも、にわか狂言師?
3.狂言「梟(ふくろう)」(鑑賞)
 ~あらすじ
 とある男の弟の太郎が、最近病気にかかったという。そこで男は近隣の山伏に祈祷してもらうように依頼をする。山伏は早速その男の家へ向かい、太郎と対面しますが太郎は顔を下に向け、まるで生気がない。山伏が祈祷をすると、太郎は体を震わせ「ホッホー」と叫んだ。兄の話を聞くと以前山中にあった梟の巣を壊したという。梟が憑いたのだ。
山伏はなおも祈祷を続けるが、弟が「ホッホー」と鳴き続けるあまり兄へも伝染する始末。さて、山伏は兄弟を救うことができるのでしょうか…。
とても単純で面白い狂言です。あまりの結末に驚くかもしれません。

※写真撮影OK、SNS発信OK!!
(革新的であり、人気企画である理由がこれ!)狂言LABOは、レクチャー中、上演中の撮影を歓迎いたします!FacebookやTwitterでの事前告知や公演後のレビューも大歓迎です!!
*他の方の鑑賞の邪魔となる行為や上演の支障きたす行為は、ご遠慮ください。*ビデオ・カメラでの動画撮影は、禁止とさせていただきます。

●チケットのお申込み・問い合わせ先
 狂言LABO in Yamaguchi 事務局 山下まで

2014.07.12-2
◆ 狂言LABOとは
伝統芸能である狂言の敷居が高いと感じているお客様に向けて、プロの能楽師狂言方がその魅力をわかりやすくレクチャーし、実際に代表的な演目を上演するLABO=実験的なイベントです。

◆狂言LABOの趣旨
「伝統」を言い換えると「昔から続いている」ものです。
「狂言」は喜劇であり当時のショートコントのような芝居です。
この「狂言LABO」の世界に触れることで、きっと皆さんの中にある“何か”が変わる思います。舞台の構成や演出方法・表現方法など、日本人特有の発想を盛り込んだ狂言の世界に触れることで、あなたのプライベートに仕事に化学反応を―。

◆これまでの狂言LABO
「Vol.1 ~鑑賞の仕方編~ 2013.11.27」
「Vol.2 ~キャラと装束編~ 2014.2.6」
「Vol.3 ~狂言面編~ 2014.3.7」
「Vol.4 ~謡・舞・語り編~ 2014.4.25」
(東京 目黒 HUB Tokyo)

◆プロフィール : 大藏教義(おおくらのりよし) 
昭和56(1981)年生まれ。2世大藏吉次郎の長男。
第24世宗家故大藏彌右衛門及び、父に師事。
大藏流吉次郎狂言会同人 公益社団法人能楽協東京支部会員
4才で『業平餅』の稚児役で初舞台を踏み、今日まで各能楽堂での舞台出演の他、以下の自主企画を展開中。
「KANJIN狂言」(東日本大震災復興支援を目的に全国の寺社で行うチャリティー公演)
「お座敷狂言」(料亭などのお座敷で狂言を鑑賞し、終了後にお料理を楽しむ公演)
「奉納狂言」(大藏流吉次郎狂言会の門下社中が各地の神社にて狂言を奉納)
「狂言LABO」(演目を上演しつつ要所で見方や見所を解説する、上演×レクチャーイベント)
狂言以外では、現代劇やテレビドラマにも出演。
山本周五郎原作 劇団手織座『泥棒と若殿』出演 2004年
NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』出演(河東碧梧桐役) 2009~2011年

Blog「狂言生活」http://ohnori.blog52.fc2.com/
WEB「大藏流吉次郎狂言会」http://kichijirou-kyougenkai.jp/



流派:大藏流について
 狂言は初め三流派に分かれていました。比叡山延暦寺の学僧・玄恵法印(げんえいほういん)を狂言の始祖とし、現在二十五世まで続いているのが大藏流です。その他に鷺流・和泉流と誕生しましたが、鷺流派は明治転換期に廃絶し、現在は二流派に分かれています。(鷺流は、ここ山口と佐渡、佐賀で地域伝統芸能として伝承されてます)
 大藏流と言っても、いくつもの「家」に分かれています。大藏の流れを組む家は、大藏本家・分家の大藏吉次郎家・善竹家・山本家、京都には茂山千五郎家・茂山忠三郎家など、多くの家に分かれ、それぞれの「家」の生き方と芸を守っています。