子どもの頃から
占いが大好きで、
占星術の本を見ながら
自分自身のホロスコープを
作っていた私
 
大人になって
漫画家になってからも、
「占い師になりたい✨✨✨」
と思う事はしばしばありまして、
友人の生年月日を聞いては
運命予想をしています…
 
そんな、
私が夢みている事を叶えて
漫画家から占い師になったのが
まついなつきさんでした。
 
 
 
まついさんとは
漫画家デビューした頃
よく一緒に遊んでいた仲間で、
同世代の漫画家さんたちも
みんなまだ時間に余裕があって、
締め切りが終わると集まって
飲んだり旅行したり…。
 
いつもまついさんが計画を立ててくれて
私はそれに乗るだけでしたが、
楽しかった思い出が
それはそれはたくさんあります。
 
結婚や出産で
環境が変わっていく中で、
以前のように頻繁には
会わなくなってからも
作品を読めばお互いの状況が
手に取るようにわかるのが
漫画家のいいところ。
 
まついさんの名著
『笑う出産』は
何度も繰り返し読んで、
自分だったら…と
シミュレーションした一冊でした。
 
その後の育児エッセイも秀逸で、
彼女の言葉選びの優しさには
本当に救われる思いがしました。
 
とにかく優しい人だった…。
 
 
彼女が占いの道に入ってからは
ほぼ会っていませんでしたが、
「いつでも会える」
と当然のように思っていました。
 
そんな距離感の友人の
突然の訃報に
なんとも言葉がありません…。
 
とにかく早すぎる…。
そこに尽きます。
 
でも
お通夜の席では
すっかり成人した
3人の息子さんの姿が
なんとも眩しかった…。
 
彼らが登場する作品を
ずっと読んで来たので、
あの子たちがこんなに立派に…と
親戚のおばちゃんのような思いです。
 
 
入院中も執筆していたという
昨年12月に発売されたこの本が
遺作になりました。
 
 
まついさんの優しさを
あちこちに感じるこの本で、
久しぶりに
自分のホロスコープを作ろう…!!!
 

 
 
さびしいけど
しばしのお別れです。