※２０１９年１０月の記事を加筆修正しています。
占いを受けたいと思っている方は
「幸せになりたい」と思って来られるでしょう。
けれども、人は無意識に不幸を選んでいることがあります。
たとえば「好きなことだけして生きていたい」と思ったとします。
好きなことだけをするには
好きなこと以外はしないとまず決めなければなりません。
そして好きなことだけをするためには
自分が好まないこともしなくてはならない。
たとえば「誰にも振り回されずに自由に生きる」と願ったとします。
そうすると誰かが自分に対して好まないことを言ってこられたら
「断る」ことが必要になります。
「誰にも振り回されずに自由に生きる」と願う方は
おそらく「断る」ことが苦手な方でしょう。
苦手だからこそ「自由に生きる」ことを求めているのです。
「好きなことしかしない」「自由に生きる」という生き方を選ぶためには
「断る」などのご自身が好まないことを選ばなくてはならない。
おそらく、誰かの言うとおりにして生きているほうが楽なのです。
自分を押し殺してでも
「私って大変」と言いながら誰かに判断を委ねているほうが
なんの責任も負わなくていいのですから。
誰かに委ねた判断が間違っていたときも
「〇〇のせいでこうなった」と相手に責任を押し付ければ
自分が責任を取らなくてもいいこともあるでしょう。
誰かに判断を委ねたのは、他の誰でもない自分なのに、です。
自分が本当に願うことを叶えるというのは
想像している以上に力を使います。
やめなくてはいけないことがたくさんあるし、
好まないことを行う必要もあります。
そしてもうひとつ大切なことがあります。
それはあなたが願っていることが本当の願いかどうかを
常に見極めなくてはならないということです。
周りから一見不幸に見える状態が
その方の望む幸せだということがあります。
「幸せだけど大変」みたいに何か反対の意味の言葉がつくような場合は
頭で考えているだけの「見せかけの幸せ」であることが多いでしょう。
あなたの魂が本当に望んでいるものは何か。
あなたの魂が幸せだと思っていることは本当にそれなのか。
今の状態になんとなく不満があるのなら
時々振り返って考えてみてほしいなと思っています。
