うめ版 新明解国語辞典×梅佳代 | もうひとつの場所と自分

うめ版 新明解国語辞典×梅佳代

だいぶ昔から知っていましたが、改めて読み返してみると面白かったりします。


本は本でも国語辞書。三省堂が出している国語辞書の「新明解国語辞典」はほかの辞書に比べて、ある意味「読み応え」ある辞書だと思います。普段辞書なんて読むことはないし、最近は電子辞書に押されて、本棚から引き出すことすらなくなってきた辞書ですが、わざわざこの新明解国語辞典は「本」として買ってもいいんじゃないの?って思います。


何が面白いのかというと、ことばの語釈や用例にある種独特の表現を用いていて、ときには自虐的、ときには攻撃的な表現があることにあります。広辞苑では味わえない楽しさがそこにあります。


たとえば、


「実社会」

実際の社会。[美化・様式化されたものとは違って、複雑で虚偽と欺瞞に満ち、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す]「卒業して実社会に出たら親の苦労が少しは分かるだろう」

-----新明解国語辞典第6版より


なんなんですかね。こうマイナスオーラのある語釈。考え方が偏っているというか、なんというか。でも、そんな調子で独特な表現がいくつもちりばめられているから楽しい。


そんなわけで、ぼくの家には新明解国語辞典があるのですが、最近知ったんですけど、梅佳代さんとコラボした写真集?「うめ版 新明解国語辞典×梅佳代」を最近購入。写真家、梅佳代さんの独特な観察眼に基づく写真と新明解国語辞典から抜粋された数々の語釈が妙な塩梅で見ていてクスっと笑える仕上がりになってます。


うめ版―新明解国語辞典×梅佳代
梅 佳代
三省堂 (2007/07)
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