歴史を学ぶということは

先人がどう生きてきたのかを、綿々と引き継がれてきた生き抜く知恵を、学ぶということだと思う。単純に過去の事実を知るのとはわけが違う。

先祖が何に苦しみ悩み、それをどう考え、どのように乗り越えてきたのか。

私たちは幸いにもたくさんの前例を見ることができる。これをどうして活かさないことがあるだろう。

最近、自分の先祖について調べてみた。彼(とある先祖)は、独自のイデオロギーを持ち、日本史上唯一ということを成し遂げた。しかし、それが仇となり、戦いに負け、島流しになってしまった。

彼の国を想う気持ちからくる凄まじい情熱。私がこんなに日本に興味をもつのには、きっと彼の無念な想いが私まで届いているんじゃないか。そんな風に想う。

私は彼の失敗を学び、未来の日本をどうつくればいいのかを考えたい。そして、言うだけでなく実行できる力をもつ人間になりたい。

菜緒