自死は本人も辛かったでしょうが、
残された家族も、交流のあった友人、
知人も辛いですね。
一番辛いのは母親ですよね。
もちろん父親だって辛いです。
芸能人であれば、ファンや仕事の関係者も。
それ以外の幅広い人びとへの社会的影響も大きいでしょうから、PTSD予防のためにも、
正しい事実をちゃんと伝えて、
こころのケアをしていくことも必要でしょう。
このことは、ご両親をそっとしておくこととは別です。
自死のことに蓋をするのは決して望ましいことではありません。
小学校でとイシメが原因での自死も同じです。
かといって、遺族へのマスコミの取材攻撃はダメです。
遺族への心くばりも当然必要です。
放置せず、時間をかけてでも想いを語り合うことは大切です。
戸惑い、悲しみ、憤り、不安、思いやり、諦め、受容、復活、、、
嵐のように訪れ、飛ぶ鳥のように去っていく、
陽は沈み、そしてまた朝陽は登り、
輝く時が来ます。
素直な気持ちを語ること、
人の気持ちを受け止め、
受け入れること、
悩み、苦しみに共感すること、
感情だけでなく、自分の頭で考えること、、、
自死を巡って語られる世界観には
個人が大切にしていること、
個人が恐れていること、
個人が望んでいることが現れて、
明日の世界をも指し示すものです。
あれこれ憶測で分析するのではなく、
素直な気持ちを語ることが大切です。
ただ、それをじっと聴いている姿勢が大切です。
一番苦しんでいるのは身近な当事者の人びとです。
そして、有名人の自死は国民全体が当事者です。
事実が知りたい、信実が知りたい、この世でおきていることを知ることで、いまここにある自分の命のエネルギーが蘇るということもあると思います。
後追いの自死を恐れる気持ちもわかります。
気になるの週刊誌の報道でしか動かないような社会です。
今日は、わたしの個人的な思いを語りました。
誰もが無理して語ることもありませんし、触れる必要もないと思いますが、
マスコミや警察から氷山の一角だけを見せられても納得できないけど、どうしたらいいのか、どうすることもできないから、こんなモヤモヤした今のわたしがあるのも確かです。
辛い感情、不安な気持ちに焦点をあてていても
何もいいことはないかもしれません。
かといって、事実を隠す、真実に蓋をされて仕舞えば、ずっとこの気持ちを引きずることになります。
たった一つの自死であっても、その事実を丁寧に、その全てを共有できたら、なくなった本人、遺族の方へ寄り添い、癒しのある世界を創り出すことになるのではないかと思います。
確信はありませんが、、、
改めて、
神田沙也加さんのご冥福をお祈りするとともに、ご両親へのお悔やみを申し上げます。