【イタリア通友人の情報】ファビオ・シンプリシオ の詳細 | E.P & E.F.L

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 いつもは、放談や妄想でチャラけてますが、今回は、ガチのイタリア通の友人に確認をとった「ファビオ・シンプリシオ」の詳細情報です。



 まずは、確認した「ガチのイタリア通の友人」がどういう方かということを簡単に。
 (読まれた方が、どれくらい信憑性のある情報なのか、サッカー観のある方の情報なのかを、読まれた方に判断頂けるように参考情報として)


 元々、小さい頃からサッカーをしていて海外サッカー通であった方。
 1984年頃からガチ・イタリア通で、当時、サッカーダイジェストやサッカーマガジンが月刊誌であった為に、毎節、サカダイやサカマガの編集部に電話を入れて、ほぼリアルでセリエAの結果を確認していたらしいです。
 よって、雑誌を見てもすべて結果は知っていて、試合内容だけを読んでいたらしいです。
 WOWOWでセリエAが放映されるようになってから、現在まで、セリエAは欠かさず視聴しているとのこと。
 海外サッカーは基本すべて網羅されている方で、よりイタリアの選手については、古い選手も含めてかなり詳しいと自負されておりました。


 で、本題の「ファビオ・シンプリシオ」について(すべて友人から確認した情報です)。


【所属とポジションの変遷】

◆ サンパウロFC (2000 - 2004) ・・・ ボランチ
  → ボランチはボランチでも、1stボランチ(ボールの奪い役に近い役割)です。 ブラジル時代は、ボール奪取能力と運動量・献身的な動きが買われての1stボランチ起用だったようです。

◆ パルマFC 2004 - 2006     ・・・ ボランチ
  → パルマでも、ボランチで、ブラジルほどの1stボランチではなく、ドイスボランチで、機をスペースを見つけて飛び出すタイプだったようです。

 ◆パレルモ 2006 - 2010     ・・・ ボランチ
  → 基本、パルマと同様です。イタリアでは、ブラジル人のようにボール扱いの巧いボランチはなかなかいないので、かなり重宝されていたようで、イタリア時代から、スペースに飛び込んでゴール前でチャンスに絡むプレーも増えてきたようです。

◆ASローマ 2010 -        ・・・ インサイドハーフ
  → ローマが、基本4-3-3の布陣を敷いています。 で中盤の3なんですが、アンカーの部分には、イタリア代表・「デロッシ」だったり、アルゼンチン代表・「フェルナンドガゴ」 というアンカー専任のような選手がいる為、ファビオ・シンプリシオは押し出される形で、インサイドハーフへポジションを変えてたようです。 元々、スペースに飛び込んで攻撃に絡むことが出来る選手なので、現在は、そのようなインサイドハーフでの起用になっているとのこと。


【プレーの特徴】

 【所属とポジションの変遷】にもあるように、元々はボランチの選手です。
 運動量や献身的なプレーができること、当たりの強さなど、トータル的には「フィジカルのイメージ」の選手だそうです。
 例えば、50-50の球際の強さがあって取れるし、同じ間合いから相手と足を出し合っても、自分のところにボールがこぼれてくる技や術を持っていて、何せボール奪取が巧いらしいです。

 で、現在は、インサイドハーフをやっていますが、やはりブラジル人なんで、ボール扱いも巧くインサイドハーフでの能力は、イタリア人よりも間違いなく高いらしいです。
 機を見た飛び出しで、ゴール前で絡むことで得点もできる選手になっているとのこと。
 攻撃に関しては、技巧派の曲線的な選手ではなく、どちらかというと直線的な選手らしいです。攻撃面では、大宮の「カルリーニョス・パライーバ」のイメージみたいです。こねくり回す感じではないみたいです。

 プレースタイルからいうと、やはり、本職はボランチですが、攻撃面でも関与できて、中盤では、どこにもで顔を出すような運動量の多い、献身的な選手のようです。
 ただ、少なくとも、ブラジルでいう10番(司令塔)のイメージの選手ではないというのは間違いなさそうです。


【日本の選手で近い選手は誰か?】

 間違いなく「ファビオ・シンプリシオ」の方が格段に上ですが、プレー面のイメージだけでいえば、ジャストフットのイメージではないが、敢えていうなら、 「長谷部誠」とか、ボランチをしていた頃の「今野」とのこと。
 細貝ほど、守備だけの選手ではなく、遠藤のようなパサーでもない。
 サッカー観としては、小野伸二のような曲芸はないけれども、小野同様にサッカーをよく知っている選手とのこと。

 機を見て飛び出して、積極的に攻撃に絡むボランチのイメージらしいです。
 「長谷部誠」や「今野」以上にボール奪取能力が高く、運動量が多く、攻撃力もスピードがあって、スペースへの飛び込みと、得点感覚が高いというイメージ。
 (もう、長谷部や今野の原型を留めていない感じですが・・・笑)


 以上、簡単では、ございますが、イタリア通の友人からの情報でした。




 ここからは、個人的見解ですが、この情報をある程度、信憑性があるとするならば、

 セレッソでも、ボランチで使うのが、一番彼の能力が発揮できると思います。
 ただ、チーム事情や、システムの絡みがあるので、どこで使われるかは分かりませんが、4-4-2のダイヤモンド型ならSHで使うのも手だと思いますし、ソアレス監督なら、思い切って、選手層の薄い2列目で使う可能性もありますね。
 清武のような10番タイプではないし、ボギョンほどの攻撃力もないと思いますが、中盤で常に絡めて、ゴール前に飛び込んでいける選手なので、指揮官がどのように考えるかで、使い方は変ってきそうですね。

 中盤には、新たな戦力として、「枝村」・「ファビオ・シンプリシオ」が入りますが、どういうポジションで使うのかも楽しみです。

 是非とも、早く見てみたい選手です。