ヒメアノ〜ル ★★★★★

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いやマジ、ほんと凄かった。

原作を超えたね、原作の陰の部分をさらにマシマシ。原作より更に外道な完璧悪魔超人になってる森田、ヤバすぎでしょ。。。

一々演出がうますぎて、何がしびれたって、、、

「ヒメアノ~ル」

って、タイトル入るタイミングが超ヤバい。

ここ!?ここでタイトル入るの!?ここまでがアバン!?ってめっちゃ驚かされましたわ。あんな印象的にタイトルがインサートされてくる映画、はじめてかも知れない。

タイトル入るまでは、トリオのほのぼのとした日常が繰り広げられる恋愛ショートコント。しかし、日常と隣あわせにある非日常が、気づかないうちに日常を侵食し、一度向けられた悪意には無抵抗になってしまう恐怖に震えた。

クライマックスにて、森田の悪意は極限をこえある結末をむかえる。

それを見たとき、まるで同情できない凶悪な殺人犯である森田なのに、彼を思って涙する私がいた。

ほんとあの終わり方はズルいと思う。岡田と森田が学生時代に友達同士だったという原作改変が、最後にグッと効いてくる。原作と全く違う結末、あんなん泣くわ!!

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ちなみに、映画化の際にカットされてる漫画のをまとめておきます。

・森田がパチンコ屋で知り合いになる元警官伊藤との殺人計画

・森田とアル中との岡田殺害計画

・漫画家高橋健の通報

・安藤さんと家出少女とソープ嬢とひも。

・安藤さんと山田さんとの恋 。

・安藤さんスポーツクラブに通う インストラクター織田との恋

映画では、酷い目にあう安藤さんですが、原作では結局幸せになってます。しかも、美人と!!なので、映画で撃たれてるのは仕方ないと思います。←おい

ちなみに、ヒメアノ~ルとは「強者の餌となる弱者という意味」だそうで、その弱者が強者になった時は大変タチが悪い、、、そんな気がしませんか?