毎日、テレビで中車さん いや香川照之さんの顔を見ない日はないくらい
CMや番組に数多く出演されておられますが、またまた香川さん出演の
新しい番組が始まりました。

 

『日本沈没』

 

小松左京さん原作の小説で1973年には映画化もされました。 私が21歳の時ですか?
私はもちろん小説も読み、映画も鑑賞いたしました。
(残念ながら2006年版の映画『日本沈没』は私 見ておりません)


映画が始まってすぐに深海調査潜水艇で日本の海底に走る地層を見てこわばった顔になり
浮上してから政府の要人に告げる田所博士の言葉、
「地震も来るでしょう、津波も来るでしょう、だがそんなのははしりに過ぎない、
この日本列島の大部分は海に沈んでしまう。」と云うショッキングな台詞。

 

小林桂樹さん演ずる田所博士が個性的で秀逸で今でも目に焼き付いております。
山本首相役の丹波哲郎さんも日本の行く末のリーダーシップを発揮しており
こんな人が日本の首相ならいいなあ~ と 思いましたね(笑)

 


今回のテレビ版『日本沈没』は、時代背景もその当時ではなく少し未来の現代に

置き換えられており お話の進み方もいささか違いますが、昨夜も楽しみに見ておりました。

 

田所博士役の中車さん いや香川照之さん 小林桂樹さんの名演技だった田所博士、
果たして追いつくだろうか?と。

 

結果は当時の小林桂樹さんとは全く別の田所博士ですが、その存在感
迫真の演技 小林桂樹さんに勝るとも劣らない秀逸な田所博士で驚きました。

頑固一徹で学者肌で他人の意見に耳を貸さず 信念を貫き通すであろうと云う田所博士。

 

 

それを演じる人が 大和田常務であり カマキリ先生であり 歌舞伎の三条小鍛治宗近であり
CMに数多く出ている人と同一人物にはとても見えません(笑)

また私の師匠 猿翁旦那の息子さんとは本当に思えません(笑)

旦那とは情熱的なところはそっくりですが、そもそものキャラ(笑)が違いすぎます。

 

本来の主役の人は別におられますが、なんか中車さん いや香川さんが
主役のように感じたのは私だけでしょうか?(笑)

ついつい 香川さん側の目線で これからの物語を見てしまいそうです。


これからの物語の展開、地震が多く発生している中 田所博士はまだ
「日本沈没」とまでは云い切らず、「関東沈没」と明言しておりますが、
政府の学者たちは事を小さく考え 田所博士の説を虚言とハナから信じておりません 
しかし その兆しとなる島が一つ 海に沈んでしまいました。

 

 

なんか先日の関東で起こった震度5強の地震と云い、コロナの状況でのタイムリーな今、
絶対的なリーダーのいない日本で こんな事がもし起こったら本当にどうなるのだろう? 
と考えさせられました。

 

 

またしても日曜日の夜、目が離せない 楽しみな番組の登場となりました(笑)