今日、東京ではまた コロナ感染者数が三桁を超えてしまいました。
勢いはなかなか 衰えて参りませんね。

 

自分なりの外出自粛を まだまだ続けて行かなければならないのでしょうか?


自宅に居て出来る事・・・。


絵を描く事もそうですが、今日はちょっと方向を変えてみました。

3・4年前くらいに 昔の8ミリフィルムの編集をしようと思って
こんなのを買ってみました。

 

 

「8mmフィルムスキャナー」

これは8ミリフィルムをデータ化してくれる大変優れもの。

 

ですがなかなか時間がかかるし 手間もかかるので 一つ二つの大事なものを
デジタル化したくらいで 気持ちにゆとりが持てないとどうしても 他のものに
取り掛かることができませんでした。

 


家庭用ビデオカメラのない頃 もっぱら家庭用の映像は8mmカメラで撮影して 
映写機でスクリーンに写すという作業をしておりました。

 

難しい話ですが、初期の8mmカメラは 倍の幅の16mm映画のフィルムを使用しており
半分の8mmだけ使い、途中でフィルムをひっくり返してまた半面を使う
というめんどくさい撮り方でした。

 

それをカメラ屋さんに持って行って現像所に渡し 現像の時に仕上がったフィルムを
縦に真半分に切って繋いで返してくれるという行程でした。

 

その為にフィルムを送る穴(パーフォレーション)の幅が大きく 
自然 映像となる部分が小さかったのです。
これを「ダブル8」 または「レギュラー8」と呼ばれておりました。

 

後に8mm専用のフィルムとカメラが登場して、フィルムに写る面は
倍の大きさになり これを「シングル8」「スーパー8」と呼ばれておりました。

 

フジカシングル8の「私にも写せます!」と云うCMはご存知でしょうか?
当時 坂田藤十郎夫人がCMに起用され 一世を風靡しておられました(笑) 

 

難しい8mmカメラの写し方が かなり簡単になり
当時としては画期的だったのです(笑)

 

ですが私の持っている貴重な8mmのフィルムは 父が使っていた頃からの
ダブル8が大半でして これを写す映写機や編集機がもう製造されておりません

 

かろうじてある日 8mmのデジタル化が出来ると云う いい機械を見つけそれを購入しました。

しかし今ではこれももう製造してないとか・・・。


8mm映画のフィルムは1秒間に18コマが撮影され(通常の映画は1秒間に24コマ)
それを連続的に流して映画となります。

 

この機械は流して見るのではなく 1コマ1コマを撮影してデジタル化してSDカードに収め
後で流してみると云うものです。

 

ですからデジタル化している時は 1コマ 1コマを編集的に見ている事になります。

こんな具合に・・・(笑)

 

 

 
 

 

 

 

これは私が初舞台と同じくらいの時期の映像です。


他にも5歳当時の宝塚新芸座の時の映像や ファミリーランドの遊園地等々、
63年前の映像が映されておりました(笑)

1コマずつを見ていても 懐かしい画像が現れ 思わず見入っておりました(笑)

 

若い頃の父も・・・。

 

 
 


お正月でしょうか? お雑煮を食べる様子が映し出されておりました。

 

こんな時期でないと これらの8mmフィルムをデータ化しようなどとは
思わなかったかも知れません

1日ずつ 今まで陽の目を見なかったフィルムもデータ化したいと考えております。