博多座『二月花形歌舞伎』も2日目、ようやく落ち着いて参りました。
今日明日の土日で今回のお芝居の評判が決まりますね。

多少、踊りの手順や段取りの細かいところの違うところがあり、
まだ、初日が出たとは言えませんが、後はそれぞれの呼吸を
合わせるぐらいです。(笑)

ご観劇くださいましたお客様は、次回のご観劇はもちろんの事
何卒、今後は広報活動 宣伝のほどをよろしくお願い申し上げます(笑)

今回の『男の花道』の私のお役は、前回に明治座で上演した際と同じ
加賀谷歌右衛門一座の頭取の円八ですが、『雪之丞変化』におきましては
主人公である雪之丞の父と母を陥れた土部三斎の一味、広海屋藤兵衛を
勤めさせて頂いております。

私と致しましては珍しい悪役の商人 大店の主です。
写真はまた後日に・・(笑)

と、別に勿体ぶっているわけではございません。

実は今日は何とか写真を撮ったのですが さて、ブログを書いていて
写真をアップしようと思いまして さ、カメラカメラ・・・カメラどこ???

楽屋にデジカメを忘れてきてしまいました。
と云うわけで せっかく本文を書きましたのに 写真がない状態ですが
後日、アップしますので 今日は「悪い奴やねんな」と想像しながら
これ以降を お読みくださいませ。


この広海屋、いわゆる悪者です。

テレビの時代劇などでよく「越後屋 お前も相当 悪よのう~!」と
云われるあのお役ですね(笑)



ですが欲が深いほど、悪事の因を作った自分に最後にはその果が
返って参ります。結局 雪之丞に惨めな殺され方をする広海屋。

先月の人買いとまた違う悪の存在ですが、実は悪役を演じているのは、
大変楽しいものなのです(笑)

別に悪人のそんな素質があるんだとは 思わないでくださいね。(笑)

自分のできないことをこうやってみよう!ああやってみよう、と云う
工夫が楽しいのです。(笑)


昼の部の歌舞伎踊りが終わった後、夜の部の頭に登場いたしますので、
楽屋内からもその演じる幅の広さと云いますか ギャップにみんなから、
興味を頂いております。

悪と云い、舞踊と云い 思い切り傾いて参りますので、どうぞ
千穐楽までご声援のほどを よろしくお願い申し上げます。