昨日 無事に熊本県山鹿市の八千代座での千穐楽を迎え
長きにわたる 巡業の公演 『歌舞伎の見方』『熊谷陣屋』『女伊達』の演目を
終了する事が出来ました。


それぞれの土地で ご観劇下さいましたお客様 ありがとうございました。

わざわざ足をお運びのお客様 お疲れ様でございました。



私も昨日 11時 3時の2回公演を終え 6時過ぎに山鹿市を出発。

8時40分のJALで羽田へ向かい 自宅へは12時頃に到着いたしました。


今日は朝から ゆっくり寝るつもりが 巡業の体の影響でやはり7時には
目が覚めてしまいました。


2日間 パソコンを持参せずに身軽で熊本へ参りましたので 
コメントのお答えが 遅くなって申し訳ありませんでした。

(一気に全部書いたのですが・・・大変でした・笑)



コメント欄で以前 『熊谷陣屋』での相模の紋は何ですか?
とのご質問にも なかなかお答えするチャンスもなく 
気にかかっておりました。

相模の紋もやはり 熊谷直実と同じ 鳩八と呼ばれる紋でした。
少し小さいので 見づらいかもしれませんが 
夫婦はやはり同じ紋でした。(笑)


久しぶりの東京での休日。
色んな事が気にかかりながら 今日 実は病院に行って参りました。




今だから言えるのですが・・・・実は実は・・・




11日の小倉公演の折に 熊谷の四天王から男伊達に拵えを替える中

急ぐあまり廊下であるものに足を強打致しまして 

痛!! とは 思ったのですが、気が張っているあまり 痛みも感じず、

そのまま舞台を続けておりました。



2,3日しても腫れが引かず あれ? と思いながらも

毎日の巡業、病院に行く暇もなく 余裕があれば氷で冷やし、

テーピングと湿布で痛みを和らげて騙しだまし 舞台を勤めておりました。



しかし、男伊達は裸足の上に 下駄をはき 踊りも所作を踏む事が多く 
見得を切るときにも 足に力が入らず 不安定な形で お客様にも
不安感を覚えられたかも知れません


腫れのひかないままに 舞台を続けて参りました。



やっと東京に帰って来て 今日 病院の整形外科を訪れ 診断を受けて
レントゲンを撮ってもらいましたら 案の定、足の小指が骨折致しておりました。


だいぶ痛みはひいたのですが 未だに少し痛く 自分でも不注意だったなあ~。

と 反省しております。



巡業中は病院にも行けなかったのですが ネットで色々調べると
足の小指の骨折は 一般の方でもよくあるみたいで 病院に行っても
どうする事も出来ず 2,3週間は痛みが残るけれど
結局は自然治癒によるしかない と書いてございました。


結果 今日病院でも なぜ今まで病院に来なかったのですか? と 聞かれ
「仕事の都合で・・・。」としか 答えられず、 医師の方も 

「もう2週間たっていますし このまま治るのを待つしかないでしょうね(笑)」

との事!! 結局 ネットと同じ 回答でした(笑)



ま 何にもせよ 公演も終わりましたし 今では ホッとしております。


何もなければ それに越した事はございませんが 巡業での怖いところは
やはり 体調を壊す事と 事故による怪我ですね(笑)


肝に銘じました!!(笑)



不注意の怪我で 決して100%!!!とは言い切る事の出来ない 
舞台をお見せすることになってしまいました事、心よりお詫び致します。
(その時に出来る限りの 100%を目指してはおりましたが・・・)

申し訳ございませんでした。



最後まで 無事につとめられて よかったぁぁ(涙)

心からそう思います。