指導法理論ラストです。


4、問題解決

上記のように問題に対する答え、解決法を探す。しかし、この方法の場合問題に対して解決方法は一つではなく、選手によって解決方法が変わる。

トライアンドエラー法が基盤となる。

教育的方法:

問題の特徴、難易度の設定が基礎

選手へチャレンジすること強要する(自主性、積極性が必要)

目的は発展的なものにならなければならない

ゲーム形式(それに近いもの)によって問題解決させることが望ましい

考えるために充分な情報を伝達する

結果は指導者、そして選手自身によって自己評価できるようにしないといけない

問題の紹介方法は口頭で(聞いて、考える習慣付け)

特徴:

   指導者

   選手

セッション前のオーガナイズ

練習メニューのオーガナイズ

選手達が解決すべき問題の提示

選手は解決すべき問題を指導者が出すのを待つ

セッション実行中

問題(メニュー)の紹介

選手からの質問を受け付ける時間を設ける。

質問をまとめ、明確にする。

問題解決するのを我慢強く待つ。

この時の指導者の態度が重要

問題が何か注意して聞く。

必要であれば用具の準備。

問題に対する答えの提示

それぞれによって答えが変わる

評価

評価を下す責任

過程を重視

選手の態度、積極性に注目

選手からの答えをまずは受け入れる(いきなり否定しない)。

指導者は選手達が困った時、もしくはどうしても問題解決できないときのみ介入する

過程を大事にすることによって指導者に対する信頼感が増す。

指導者と意見交換

選手達による介入が多くなる。

評価:

1、有効的な部分:

認識力(考える力)と感情表現が活発に

インテリジェンスを育てる、個人戦術向上に役立つ(判断力)

それぞれ自分が思う通りに行うことでモチベーションが上がる

個人によって過程にばらつきがある

解放感をより感じる

2、短所、欠点:

学習レベルの高さ、そして豊富な経験が必要とされる

評価を降すのが非常に難しい

答えを出せる状態にある時のみ向上する(感情コントロール)

解決法を持たなければいけない(認識力)

コミュニケーション能力が問われる(社会性)

思ったこと、考えたことを表現できる力が必要(肉体-精神自己表現)


指導者はこれらの方法を状況や目的に応じて使い分ける必要がある。