塾の教師になるために、特別な資格はない。

強いて言えば大学卒業、という資格くらいだろうか。

 

医者や弁護士などは言わずもがな、大変難しい資格を取る必要があり、その職業に就いているだけでプロだ、というものは伝わってくる。しかし、塾の教師は、究極誰でもなれるし、誰でもプロを名乗れる。

 

自分も塾教師としてずっと生きてきているし、プロだと名乗ってそれなりにキャリアを積み重ねてきたるもり。

 

では、そもそもプロとは何か。

NHKのプロフェッショナルでも毎回一流の方にプロとは?と聞いていて、答えが異なるが、そもそもその人が考えるプロの定義には唯一の正解はない。

 

自分は、日常生活でも授業のための研究に捧げるか否かが塾教師のプロの境目だと思っている。

 

働き方改革で、ワークライフバランスという言葉が流行っているが、プロであれば、その言葉はあまり好きにはなれない。

人に強要するものではないけれど、自分は仕事とプライベートに境目を意識したことがない。

常にこれは授業に活かせそう、とかこの人の話は分かりやすいので盗もうとか、まあそういうのは現場では学べない。

他業種の人からも学べることはたくさんあるし、それはプライベートな場でも常にアンテナを立てることで得られるものだと思っている。

 

ある意味プロとは生き方につながる要素だと思っているので、そういう意味で、資格が特に要らない塾の教師みたいなものこそ、プロか否かの差がとてつもなく大きく出る気がしている。