ある本を読んでいて、なぜ過去問を解くのかについて触れているところがあった。
その中で確かにと思ったのは、(特に昨年の)過去問は世界一出題率の低い問題、と言えること。
特に入試などでは昨年の問題はまず出ない。
では、なぜ過去問を解くのか。
それは過去問(具体)を解くことで、傾向(抽象化)を知り、対策を立てるため。
当たり前のことと言えば当たり前。
だけど、世界一出題率が低い、と言う言葉は、ある意味正しいし、インパクトはある。
この言葉を伝えたうえで、過去問を解く重要性を話すとより子供は耳を傾けてくれそう。
試験の問題は、一問一問で見れば、全て正解を狙いにはいくが、試験という限られた時間の中では捨て問をどう判断するかも求められる。
そのために、過去問を解き、一問一問解いたうえで、それらを抽象化し、傾向を見極め、対策(学ぶ分野の濃淡や捨て問の有無など)を講じる。
過去問はどれくらい点数が取れるか、に子供たちは目が行きがちだが、どう過去問に向き合うかを教える大人の役割は大きいな、と思う。
