世の中には、

理不尽と言うか、

先行きが見えていないと言うか、

TOPになればなるほど、

下位組織のことが

全く、

頭に入っていないのか

目に入らないのか、

とにかく、

このブログを書いていても腹がたつばかりです。


何をそんなに

腹が立っているかと言うと・・・。


2008年1月18日の

毎日新聞の朝刊にこんな記事があった。


登録料アップに反発!

日本バレーボール協会Vs高校・中学一部支払い拒否


記事の内容は、

国内のバレーボールの選手登録制度を巡り、

日本バレーボール協会(立木正夫会長)と

一部の中学、高校が対立しているのだ。


以前は、

登録費として

都道府県のバレーボール団体に

年間費を支払っていたはずだ。

(少なくとも、私が監督をしていた当時は・・・)


しかし、

お金のことしか頭の無い協会は、

昨年の4月に

選手個人が都道府県のバレーボール団体に

登録費を支払う形に変更になった。

このため、

全体の1~2割の学校が未登録となっている。


まぁ、

ここまでなら、

早く話し合って、

お互いが納得した形で良い方向に収めて欲しいと

元指導者として、

問題解決の結論を願った。


しかし、

協会の頭でっかちな奴らが、

最もアホな解決手段を講じたようだ。


毎日の記事によれば、


日本バレーボール協会は、

未登録校を公式試合に出さない措置を検討しており、

来年度は、

試合に出られない学校も予想されると言う。


『えっ???』


空いた口が塞がらないとは、

このことである。


日本バレーボール協会が

制度を変更した大きな理由は、

財源の確保だと

言ってるらしいが、

そんなもの、

運営の仕方が悪いから財政難になっているだけの話。


日本バレーボール協会の役員には、

企業の錚錚たるメンバーが集まっているわけだから、

財政難を乗り切る術をしっかり、

講じているかと言うことである。


Jリーグの百年構想を見習って欲しいものである。

ビジョンも

取って付けたような

簡易な目先のビジョンではなく、

サッカーを通じて

日本という国を

見つめ直しているサッカー協会とは、

雲泥の差である。


恥じついでに、もう一つ。

日本バレーボール協会の伊藤晃執行役員は、


「バレーボール界のことを考え、ぜひ登録してほしい。

無理のない範囲で金額を設定している」


と話していると言うが、

ならば、バレーボール界のことを考えて言いますね!


いつまでも、

オリンピック種目の球技競技の中で

男女とも、

金メダルを取ったのは、バレーボールだけだ!的な

過去の栄光と

何だか判らない派閥系の

協会運営をそろそろ反省しなければ

永久的に

バレーボールに集う方々が

不幸になるばかりですよ。


使い道が明確に説明できない

会費を

負担の掛からない程度だと勝手に決め付ける腐った

体質に現場の先生方が

反発するのは当たり前のことです。


もっと、

下位団体のことをしっかりと考えろよ。


今の子供達が、

未来のバレーボール界を

背負って立てるような環境を協会が

先頭になって作り上げて欲しいものです。


※登録料について


選手登録の際、年会費の額は、

1人当たり

小学生300円

中学生500円

高校生1200円

大学生1800円

社会人2000円