ハヤブサ消防団 池井戸潤著 集英社 2022年9月10日第1刷発行 豊郷地区市民センター所蔵

 

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9/10現在、ドラマ放映中のためか所蔵22冊、予約総数190

 

初出・小説すばる 2021年6月号~2022年6月号。単行本化に当たり加筆修正あり。

 

ドラマ化予定とのことなので、ここまでまとめたならWikiのページ化しても良さそうなので、ざっくりまとめて作成した。

 

一方で、ブログ記事の公開を忘れていてドラマ放映期間中の9/10に気づくという。。

 

長かった証拠に

 
 
地名
八百万町(ヤオロズ) U県S郡に属する町。木曾川がながれる。
・ハヤブサ 八百万町の6つある地区の一つで、標高500mの高原に位置する。
・八百万 街の中心地区。標高100m。
・・丸尾 八百万地区の外れにある集落。ツチノコを見た人がいるというので消防団も捜索に駆り出された。
・福田 ハヤブサの隣の地区。消防団分団ある。
 
S地区消防署からハヤブサ地区まで約30km
ハヤブサ分団詰め所には消防車4台配置
ハヤブサ地区と八百万地区を結ぶバスは朝夕のみ。
・紫野(むらさきの) ハヤブサ地区の集落の一つ。太郎や勘介の家がある。6つの班に別れており、太郎は東班。勘介は中班。
・下原(しもばら)
・大洞(おおばら) 町外れの集落、1件目。山田宅
・西畑(にしはた)
・薄田(うすた)
・目黒(めぐろ) 分団長の宮原が住む、2件目の富岡宅もある
・野中 吉田夏夫や江島波夫の家がある
・芦原(あしはら) 浩信や彩の家がある
・中里 中心で商店街のある地区。野々山家の菩提寺でもある随明寺(現在の本堂は1859年に再建建立、本山は浅草の一目山随山寺)がある。
・東野 山原賢作
 
 
土田市(どたし) 八百万町から近い市でスーパーや病院、土田市駅(ハヤブサから最寄り駅)もある。
 
白山町(しらやままち) 八百万町の隣町。去年ツチノコを見た人がいる。
 
名古屋市の長谷町繊維問屋街 中央自動車道から名古屋高速1号楠線をへて、ハヤブサ地区からは1時間半でいける。
 
 
3月。ハヤブサ地区へ(第一章 桜屋敷の住人 P007~)
前年に、取材のついでにハヤブサ地区にある父の生家(ハヤブサ地区の人は、ヤマザクラの大木があるので桜屋敷という)を訪れ、家の風通しとして雨戸を全部開けて、中目黒のマンションからここに移り住むことを決めた。宣言や友人知人へ挨拶、桜屋敷の改修などを経て、2月末で東京での生活に区切りをつけて、3月から桜屋敷に移住。
半月後に自治会会長の藤掛が訪ねてきて、自治会に勧誘された。後日の会合の後に勘介に誘われて飲みに行った居酒屋△で消防団にも誘われ加入を決めた。
 
入団式は月末に八百万小学校で行われたが、そのさなかにハヤブサ地区の江島家から火の手が上がった。勘介は、今年ハヤブサ地区の火災は3件目と言った。
 
 
ハヤブサ祭り 4月下旬(第二章 だんじり祭り P049~)
 
1件目 大洞の山田家 1月の最終週の平日の午後2時頃。
2件目 、江黒の富岡家 2月のバレンタインデーの翌日(2/15)。納屋が燃えた。
 
 
行方不明となった浩信の捜索を消防団で行い、太郎たちは川沿を進み、木の枝に衣服があり、滝壺で水死体となった浩信を発見した。
 
5月(第3章 消防操法大会始末 P120~127)
 ハヤブサ分団では3チーム出場し、太郎はCチームに組み入れられた(指揮者:森野、一番員:勘介、二番員:陽太、3番員:省吾、補助員:太郎)
 全体では、八百万町の6つの分団から計20チーム出場。
 彩は来賓席で見学していたが、Cチームの実技で来賓席一同放水を浴び一時退席。町長は八百万分団長時代にハヤブサ分団に勝てなかったことから、謝罪に行っても存在な態度を取る。
 
 
6月(第4章 山の怪 P129~)
 町おこし動画用のミステリ原稿執筆(彩と近藤に頼まれた)
  速水優佳・・・農園経営しつつ女怪盗ハヤブサ。ドジな弟子マサル。
  三島裕太・・・高校教師、速水と親しいが連れ去られて、速水が謎解きに出るストーリー。 
 太陽光発電の会社が営業に来た。
 小説レモンの担当編集者・中山田が挨拶ついでに訪ねてきた。フライフィッシングとゴルフが趣味なので、太郎の家に宿泊して、趣味を楽しむ、勘介にもらった地図で渓流釣りに行ったが、引き上げるタイミングが遅くなり、日がどっぷりとくれて、急ぎ足で戻る途中で、仕事で入っていた賢作に遭遇し、送ってもらった。でたところは太郎の山だった。△で反省会のさなか、山原賢作の自宅・作業場から火事との知らせで、消防団詰め所を経由して現場へ。作業場の一部は燃えたが母屋絵の延焼は食い止められた。
 
 
7月(第5章 気がかりな噂 P184~)
 近藤や彩から依頼の町おこし動画の脚本が完成しこれから撮影という段階で、ハヤブサ地区を嫌う町長からの圧力で中止となった。中山田からの御礼のメールで、彩がオルビス・テラエ騎士団広報担当だということを知る。
 
7月~8月(第6章 夏の友達P205~)
勘介からホタルを見に誘われた帰りにサンカクへ行くと宮原や森野、矢内もいて、中止させた企画の代わりにツチノコを探す企画を行うという。
丸尾(八百万地区の外れにある集落)ツチノコを捜索に消防団も駆り出されたが見つかったのはマムシ一匹であった。
サンカクのタケさんから、太郎の持つ山の近くで気が伐採されているという話を聞き、翌日行ってみると、宮原が母の医療費工面するためやむを得ず売ったとのこと。
 
ハヤブサ小学校での盆踊りは消防団が警備担当であるので、勘介とともにでかけ、先に随明寺に母からの届け物があるというので立ち寄る、住職を待っている時、太郎は火事が起きた家から寺への寄進額が多いのに気づく。80~150万円。宮原の許可を得て、火事を出した家に、消防の聞き取りとして聞きまわった。火事の後に土地を手放したかどうかについて。
 
江島・300万円
山田・150万円
富岡・100万円
賢作・80万円
西村・70万円
 
9月(第7章 推理とアリバイ P243~)
勘介から、ヘボ(クロススメバチの巣)取りに誘われる。セルロイドを燻して巣を根こそぎ巣箱に移す方法。その後サンカクに飲みに行き、ヘボを食していると、野々山家久則が入店してきた。太郎の父・勝夫の遠縁に当たるという。
後日、土田市に買い出しに出た帰りに、燃えた江島家の方を回っていると、ソーラー会社の車を見かけたので、周囲を確認すると、高額寄進した家もあったところで、賢作に声かけられ、賢作宅で今までの推理を話すと、以前賢作の山を買いたいと来ていた男がオルビス・テラエ教団関係者として逮捕されたという。消防団の草刈り後の飲み会で、酔っ払った勘介が聞いてきたことで、それは消防団面々の知ることとなった。
彩は名古屋のテレビでシナリオコンペがあると、太郎に話を持って来たが、太郎はこれ幸いと、家に招き彩の過去を問いただした。
 
 
9月下旬~10月(第8章 仏壇店の客 P280~)
太郎は彩を連れて賢作のところへ。江西住職も合流し、信岡町長から離断の申し出があったと報告、
野々山仏壇店にも話聞いたほうがいいと太郎が言い出し、翌日単身挨拶に訪れた。ハヤブサ地区で仏壇の引取依頼が多いという。
勘介がホウボウに言いふらして、放火犯を太郎が捜査しているとタウンソーラー(オルビス十字軍)にバレ、真鍋が直接苦情を言いに来た。
江西住職に御魂抜きを依頼し、仏壇の引き取り依頼をしたハヤブサ地区の5件について、新しい仏壇を購入した話はないという。
 
下原 山本和代
大洞 加藤庄介
西畑 徳田多喜子
薄田 蒲生健次
紫野 野々山映子
 
桜屋敷に不審者が訪れたが、人感センサーライトにより引き返し、被害はなかったが翌日あえて駐在へ連絡し、事情を話した。その後ライトを増設し用心した。
 
10月最初の土日に八百万町産業文化祭の警備に消防団として参加。その最中に、町長の信岡の家から出火した。
 
10月~11月(第9章 没落する系譜 P320~)
信岡の家の火災は、母屋の大半を焼き尽くし鎮火したが、「ヤオロズ」の酒蔵は無事であった。
野々山映子の家を訪ねて、町長にも体当たりで聞きに行った。
 
離檀する町長から預かったsと、江西和尚が、太郎と賢作に山原家の家系図を見せた。賢作の弟や町長の妹が載ってないので、賢作の幼少の頃、親戚筋で役場づとめで戸籍課にいたこともある咲夫が1960年に作成
 
11月半ば、勘介からイノシシ肉食べないかと誘われ、二人で目黒集落の宮原の家へ。自宅に解体場があり、郵便局長の吉田夏夫も猟のメンバーであった。かれらが帰っていく時、太郎は不審者の正体が判明した。
 
11月下旬(第10章 オルビスの紋章 P356~)
11月20日を過ぎた頃に、イノシシの肉を手土産に賢作宅へ。不審者が吉田夏夫である可能性を、賢作と彩、江西に話す。
賢作は、吉田夏夫の3歳下で、吉田夏夫はPTAや交通安全協会、社会福祉協議会とか面倒な仕事をよく引き受ける人だったと行った。一昨年に妻と母をなくしている、息子夫婦とは反りが合わないと江西和尚談。
桜屋敷の防犯カメラを診ると、野々山映子が来ていたことが判明し、太郎は野々山映子の家へ行き、墓地で墓参りして、山原本家の家紋を知る。吉田夏夫から話したいと連絡があり、賢作を誘ったが、土田市へ行っているとのことだったので、賢作の帰りを待つうちに、吉田夏夫の家から出火の知らせが。燃える家から夏夫を引き出したが、心肺停止状態であり、訃報がもたらされた。
 
11月~12月(第11章 或る女の運命について P384~)
 
山原本家の家紋「山原一本矢」とオルビスの十字架
本家以外の山原家は「丸に一本矢」
山原本家の血筋を引くものがオルビスにいるのではと推理し、家系図を見たときに賢作が口走った信蔵の妹について調べることに。信蔵の腹違いの妹であるが、信岡家には引き取られず、名古屋の繊維どん屋マルニ商会を営む江西家に養子に出された。
 
(第12章 偽の枢機卿 P419~)
賢作に報告し、吉田夏夫家でのことで、江西住職の疑い型余る。
 
彩とともに上京し、フリー記者に接触した教団幹部の正体を証明。
 
彩が囮になり、決着をつけるというので、太郎は消防団の協力を得て、猟銃で肩を撃たれてしまい、摘出手術のち10日ほど入院して、12月30日に太郎は退院した。入院中に彩は東京へ戻ると太郎の病床へ報告した。
 
 
(最終章 聖地へ続く道 P462~)
江西住職の身の上話
 養子に出された後の展子の行方。千葉の柏の住職の母方の親戚の家に厄介になり、展子が就職し資金に余裕ができたので姉弟で独立し、住職を大学に入れた後、展子は海外へ行き、海外でオルビス高斎道春に会い、教団の中枢に入ったが、がんを患い、享年29歳。
 
江西住職は、ハヤブサ地区へ骨を埋める覚悟で移住した。
 
3月になる頃、山原本家の墓の行方
 
 

登場人物

*は本書での登場人物として紹介あり

*三馬太郎(みまたろう) 主人公。ミステリ作家。小学生の時に父母が離婚して、母に引き取っれたので母方の三馬姓になる。5年前に明智小五郎賞受賞して、作家デビュー。前職は編集プロダクション勤務。愛車はカローラ。

野々山勝夫(ののやまかつお) 太郎の実父。ハヤブサ地区出身。6年前の5月に東京にて膵臓がんで死去したが、墓はハヤブサにある。

 

藤掛(ふじかけ) 自治会長。太郎が移住して半月経過後に自治会に勧誘に来た。八百万工務店勤務

 

*宮原郁夫(みやはらいくお) ハヤブサ分団の分団長。50過ぎ。大柄。工場勤務。畑を太陽光発電会社に売った。マムシを捕まえて食べたり、イノシシ猟もする。

*森野洋輔(もりのようすけ) ハヤブサ分団の副分団長。痩せている。役場の土木課勤務。

*藤本勘介(ふじもとかんすけ) ハヤブサ分団員、工務店勤務(職場は八百万)、自治会寄り合いの後に太郎に話しかけ、サンカクでの飲みに誘い、太郎とも仲良くなった。農道のポルシェことSUBARUサンバーに乗る。

藤本苫子(ふじもととまこ) 勘介の母。随明寺に5万円寄進。グランドゴルフをしていて、仲間の家が庭先一面の茶畑からソーラーパネルとなってしまった。

 

*徳田省吾(とくだしょうご) ハヤブサ分団員、洋品店の一徳堂店主。気が弱わそう。

*中西陽太(なかにしようた) ハヤブサ分団員、大工。20代背は低いががっしりした

*山原賢作(やまはらけんさく) ハヤブサ分団員、「山原林業」の経営者。60代。5歳下に弟がいる。小柄で痩せている。山原浩信は甥にあたる。宮原とは同じ同級生で、水と油の関係。随明寺に80万円寄進。

斉藤直弘(さいとうなおひろ) 分団員、若手。

 

滝井悠人(たきいゆうと) 勘介とともに太郎を飲みに誘う。40代。教師。

木戸ヒサシ(きどひさし) 60代。カラクリづくりの場でカラクリの説明をした。

 

杉本徳一(すぎもととくいち) 70過ぎ、現役時代は名古屋のメーカー勤務し定年で妻と移住した。近くに住み、散歩する太郎と立ち話して仲良くなった。ゴールデンレトリバーの「ニーナ」を飼う。 

 

徳田老人 紫野集落在住。民生委員、

 

関 紫野集落在住。60代なかば。カブで移動する。寺当番で寺からの連絡物を配達に来た。

 

野々山一茂(ののやまかずしげ) 紫野集落在住。野々山神様の当番を伝えに来た、紫野集落の氏神様という、

野々山映子(ののやまえいこ) 紫野集落の墓の近くに家がある。70過ぎ。最近仏壇の引き取り依頼をした。夫に先立たれての一人暮らし。娘夫婦は土田市在住。

 

山原孝典 紫野集落在住。元中学教師。

山川トシコ 紫野集落在住。信岡信蔵の妹と親しかった。夫はゴルフ好きで太郎にも主催コンペの誘いが来る

 

山本和代 下原集落在住。70過ぎ。最近仏壇の引き取り依頼をした。

加藤庄介 大洞集落在住。最近仏壇の引き取り依頼をした。定年退職したてで夫婦住まい。

徳田多喜子 西畑集落在住。50代で数年前に夫をなくした。最近仏壇の引き取り依頼をした。

蒲生健次 薄田集落在住。70過ぎ。最近仏壇の引き取り依頼をした。

 

 

賀来武彦(かくたけひこ) 居酒屋△(サンカク)店主。滝井の同級生。U市で居酒屋をしていたが、3年前に戻ってきた。

 

近藤重春(こんどうシゲハル) サンカクで飲んでいたグループ。町おこしチームリーダー。

矢内(やない) 八百万町役場勤務。町おこし担当。童顔のおかっぱ頭。自宅は妻の実家のあるハヤブサ地区だが、出身は八百万地区。

近松(ちかまつ) 八百万町観光課長。

 

*立木彩(たちきあや) 東京生まれの東京育ち。調布に実家がある。太郎と同年代。映像クリエーター。2年くらい前に東京からハヤブサ地区に移住。名古屋の専門学校「名古屋アーツクリエイト」で週に2コマ講師もしている。赤いプリウスに乗る。オルビス・テラエ騎士団に入信し広報担当であった。土地は江島から売ってもらったという。

花邑一也(はなむらかずや) 彩の知り合いの映画監督。

 

江島波夫(えじまなみお) ハヤブサ地区野中集落。消防団協力団員。太郎の参加する入退団式中に火災発生。3件目で日曜日の昼。工場経営していたが業績悪化で従業員は解雇し、山や畑は売った(買ったところが太陽光発電が作られ、人によっつては家の前が太陽光発電だらけになった人から文句も出ていた)。家が燃えてからは土田市のアパート在住。随明寺の檀家で、屋根修理用に300万円寄進している。

江島ミワ  妻、脳梗塞やって寝たきり。

富岡和夫(とみおかかずお) ハヤブサ地区目黒。2軒目に放火された(納屋に入れた車が燃えた。リコールがでていたが修理しておらず.ガソリンは満タン状態)。2月15日、だった。随明寺に100万円寄進していた。

 

山田崇彦(やまだたかひこ) ハヤブサ地区大洞 1件目に放火された(火元の近くにごみ焼却炉あり)、1月最終週の水曜日午後だった。随明寺に150万円寄進していた。

 

山原浩信(やまはらひろのぶ) 高卒後、知多の工場勤務していたが2年前に戻る。江島家の隣人。23歳。古いクラウンでタイヤがハの字。3月31日から行方不明だったが、4月末に滝壺から土左衛門で発見。ハヤブサ分団員の賢作は叔父にあたる。

 

野々山久則(ののやまひさのり) 60代。八百万小学校の近くで仏壇屋を営む。「太郎の婆さんの弟が、太郎のお爺さんのヨメの兄に当たる」という。勘介からヒサちゃんと呼ばれる。勘介の少年野球時代の監督。サンカクのタケとは父親同士が仲良かったとのこと。

野々山沢子 久則の嫁。60代。

 

*江西佑空(えにしたすく) 随明寺住職。50過ぎ。

 

*信岡信蔵(のぶおかしんぞう) 八百万町長。白髪。町長二期目。元消防団八百万分団長。出生時は山原姓でハヤブサ地区紫野出身だった。父(賢作の父の弟に当たる)の死後、酒蔵を営む八百万地区の母方の家に入り、信岡姓を名乗る。母方の祖父も元八百万町長であった。随明寺の檀家だったが離檀を申し出た。妻と息子夫婦、小学2年生と4年生の孫、犬1匹で暮らしていた。

 早死した父はあくどい金貸しで、その影響で学校でいじめにあい、母にも暴言があった。そのためハヤブサ地区を憎むように。

信岡とき 信蔵の母。夫の死後実家に戻る。

山原信匡(やまはらのぶただ) 信蔵の父。あくどい高利貸し(金貸し)みたいなことをしていた(借金のカタに家屋敷取り上げまど)。酒の飲みすぎも早死の一因であると噂。

 

 

*吉田夏夫(よしだなつお) 郵便局長。60代なかば。元分団長。なっちゃん。

*永野誠一(ながのせいいち) S地区警察署長。野々山沢子の叔母の息子に当たる。

長塚芳治(ながつかよしはる) 八百万町消防団長。本職は八百万の工務店の社長。

本田 ハヤブサ駐在所の巡査。

 

*中山田洋(なかやまだひろし) 東京の草英社(そうえいしゃ)の編集者で「小説レモン」編集者。太郎の担当編集者でもある。フライフィッシングとゴルフが趣味。太郎の好物を熟知しており、病室にスコッチウィスキーを差し入れ。

 

*田村富市(たむらとみいち) 「週刊チャンプ」フリーの事件記者。オルビス・テラエ騎士団について調べている。

 

*高斎道春(こうさいみちはる)  オルビス・テラエ騎士団教祖

*杉森登  新教団・オルビス十字軍総長、元オルビス・テラエ騎士団広報担当。

立花和宏(たちばなかずひろ) オルビス・テラエ教団幹部でもあり、3年前に賢作の山買収で賢作に接触していたが、教団幹部として逮捕された。

枝島孝多(えだじまこうた) タウンソーラー社長。正体は杉森登。

真鍋 タウンソーラーの営業社員。40代なかば。オルビス十字軍関係者。

 

滝川明日花(たきかわあすか) オルビス・テラエ時代から教団にいての渉外担当。後日何者かに切られて搬送される。

 

テレビ番組、彩はADとして現場入り

松原 東京アーツムービーの担当者で彩の上司。

浅野ヤスノリ 東京アーツムービーの脚本家。ただし彩がゴーストライターとして書いた。

竹宮博之(たけみやひろゆき) ドラマ「きのうの明日」の主人公

時田理世(ときたりよ)  ドラマ「きのうの明日」のヒロイン

 

名古屋の暴力団 名取組 

 

山原展子(やまはらのぶこ) 信匡が愛人に産ませた信蔵の腹違いの妹。信蔵より3歳下。オルビス十字軍では聖母にしようとしていた。

君津智世子(きみつちよこ) 信岡の叔母のにあたる。土田で工務店を経営する家に嫁いだ。

 

徳田正直 名古屋の徳田繊維工業社長。展子の養子先のマルニ商会について聞き込み先

西山庄之助(にしやましょうのすけ) 株式会社ニシヤマの会長で80代。徳田から紹介される。

 西山の娘 展子と親しかった。

佑空に展子の事を話したのは賢作の父であった。

 

 

タウンソーラーは太陽光発電用地とは別に紫野集落の山林も買収を企み、宮原は売却、賢作と太郎は拒否していた。

 

消防団用具

チョーグ  長靴

カハン 可搬ポンプ

トビ 鳶口

 

 

立木彩家での攻防戦で太郎は肩に弾丸を受ける、消防団のほかにS地区警察署の特殊部隊もかくれていたという。

真鍋は放火と殺人容疑、太郎への殺人未遂、銃の不法所持などで逮捕された、

東京のオルビス十字軍本部に警察が入り、杉森や幹部も逮捕されたのは彩の家の事件から3日後のことであった。

江島波夫の家を放火した時に浩信に目撃され、吉田夏夫に命じて呼び出させて殺害。

真鍋と実行部隊の信者の男が吉田夏夫を殺害。

猟銃は吉田夏夫の家から持ち出したもの。