12月15日(日)
宝塚ベガ・ホール

参加者
S:6 A:6 T:2 B:6
指揮者
伊東恵司先生
矢吹直美先生
松本望先生
千原英喜先生
譜めくりさん

ついに演奏会当日!!
長いようであっという間だった1日の舞台裏レポートは、ソプラノのあやちんが担当します♪

前日練習でも様々な変更があり、新たな演出や小道具を追加したため、果たして上手くいくのだろうか…という不安が少し。
しかし、それを上回るドキドキわくわくを胸に、「やってやるぞ!」という気持ちでホールへ向かいました。

客席や受付の設営をしたあと、まずはAct.4 合唱狂言:サンタクロースの巻のリハーサル。
前日練習に引き続き、伊東先生からは「とにかく指揮を見るように」と何度も言われました。一生懸命になってのめり込むほど、視野が狭まって自分勝手なテンポで歌ってしまう傾向があるので、常に視界の片隅で指揮を意識しなければいけません。
加えて「動きに気を取られて歌が疎かになることがないように」「とにかく笑顔、楽しそうな顔で」とも。私たち自身が楽しんでいる様子を見せることが大切だと教えていただきました。

束の間のお昼休憩を挟み、午後はピアニストの先生方をお迎えしてAct.2とAct.3の通しリハーサル。
日本語は特に言葉の頭に注意すること。また、アンサンブルがステージ上で完結しないよう、常に客席を意識することと言われました。
夕方以降の本番に備えて喉と体力を温存するため、Act.1は3曲を抜粋してのリハーサルに変更。
その後は再びAct.4、本番の衣装と小道具を用意しての通しリハーサルです。
動きは大きくにこやかに、歌い手同士のアイコンタクトを忘れずに。しかし決して歌を疎かにしない。そして、指揮を見る!
これまでに受けた指示を思い返しながら最終確認をしました。

リハーサル終了後は恒例の写真撮影!
みんなでにっこり「メリークリスマス!」


(撮影:堀 克樹)

控え室に戻ると、もうまもなく開場の時間!
様子を見に行ったメンバーは「お客さんいっぱい並んでくれてる!」と興奮気味でした。
衣装に着替え、リハーサルで気になったことろを確認したり、声を整えたり。
それぞれに最終調整を終え、いざ舞台袖へ!
Ensemble Mikanier第12回定期演奏会〜新境地創造〜の開演です!

Act.1
現代作曲家による宗教曲集
指揮:阪本 健悟

華やかな「Exsultate」からスタートしたAct.1は、響きの良い宝塚ベガ・ホールにぴったりの宗教曲を6曲お送りしました。
もちろん全て外国語の作品でしたが、お客さまがとても集中して聴いてくださっているのを感じました。
7月に出場した宝塚国際室内合唱コンクールで演奏した作品も再演しましたが、今度は自分たちの演奏会とあって、コンクールのときよりも落ち着いてのびのびと歌えたように思います♪

Act.2
メンデルスゾーン名曲集
指揮:阪本 健悟
ピアノ:矢吹 直美

ロマン派の楽曲を日本語の合唱曲として歌う名曲集シリーズ第3弾!
今回はメンデルスゾーンのピアノ作品「無言歌集」と、誰もが知る名曲「歌の翼に」にチャレンジしました。
また、男声合唱と女声二重唱によるメンデルスゾーンのオリジナル作品も2曲。
矢吹先生の美しいピアノとコラボレーションしたメンデルスゾーンの世界、お楽しみいただけましたでしょうか?

Act.3
みなづきみのりの詩による「合唱ポップス」
指揮:阪本 健悟
ピアノ:松本 望

「合唱ポップス」前半は、相澤直人先生の作品を。
世界一相澤作品を歌っている合唱団(!)としてオシャレな相澤和音(あいざわおん)を表現するべく、ミカニエの団歌とも言える「蜜柑の木」をはじめ選りすぐりの3曲をお届けしました。

後半は松本望先生にご登場いただき、先生への初の委嘱作品3曲を先生ご自身のピアノとともに初演しました♪
いずれも耳に馴染むメロディが特徴的で、メンバーもつい口ずさんでしまう素敵な作品ばかり。
特に3曲目の「私はちっとも悪くない」は、多くの人の共感を得られる歌詞と軽快なメロディがインパクト抜群だったようで、お客さまの反応も上々、歌っている私たちもとっても楽しませていただきました。

ステージの最後には、松本先生が編曲された「時代」をステージアンコールとして演奏。
まだ発売されたばかりのこちらの作品は、なんとピアノパートが連弾!ということで、Act.2でピアノを弾いていただいた矢吹先生と松本先生との連弾という豪華仕様でお送りし、まるで演奏会の終わりかのような盛り上がりを見せました(笑)

Act.4
合唱狂言:サンタクロースの巻
指揮:伊東 恵司

本演奏会一番の目玉であり、世界初、いや宇宙初の試みとなる「合唱狂言」。
クリスマスの夜に盗みを働こうとした泥棒が本物のサンタクロースに出会い、自分もサンタであると偽って一緒にプレゼントを配り歩く…というシンプルな物語を、合唱と演劇をメインに、舞や唱歌も交えながらコミカルに演じました。
サンタクロースという西洋の題材ながら、役者の動きや台詞に狂言らしさや和の要素を取り入れた、まさに和洋折衷なステージ。クライマックスには様々な楽器や笑い声、さらにはくもの糸まで盛り込んでのお祭り騒ぎ!
合唱と狂言、和と洋、あらゆる垣根を超えた千原ワールドを、メンバー一丸となって全力で表現しました。

3週間前に通し練習をご覧になった千原先生からは「これではお客さんが途中で飽きてしまう」という大変厳しいお言葉が。
いつも面白いアイデアをくださり、私たちを応援し続けてくださっている千原先生のあんなにも厳しいご様子は初めてで、メンバー皆ひどく落ち込んだと同時に、期待してくださっている先生をがっかりさせてしまったことを深く反省しました。
このままではいけない、何とかしなければと気持ちを切り替え、大幅に演出を変更し、先生方からもアイデアを頂きながら、苦手なメンバーが多い踊りも練習し、ギリギリまで修正に修正を重ねて本番に臨みました。
小道具の製作は当日の受付などをお願いしていたヘルパーの皆さんにもお手伝いいただき、他のステージのために来ていただいていた譜めくりさんには急きょ設置することになっためくりの担当とトナカイ役をお願いして、なんとか形にすることができました。

試行錯誤の甲斐あり、よく響くホールにも助けられて、お客さまが楽しんでくださっているのがステージの上にまで伝わってきました。決めたことを忘れずにちゃんとできるだろうか…という緊張感はありながらも、「合唱狂言」という新しいスタイルの作品を楽しみながら演じることができたように思います。
ミカニエメンバーだけでは成し得なかったことは間違いありません。先生方をはじめ、手助けしてくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

アンコールは、千原先生に書いていただいた「食いしん坊のサンタさん」を、会場のお客さまと一緒に演奏しました!
実は、お客さまにはパンフレットと共に楽譜をお渡しし、Act.4開始前に伊東先生と矢吹先生による練習をしていただいていたのです。これも初の試み!
会場全体がひとつになり、温かな雰囲気で演奏会を締めくくることができました。

また、ご来場くださったお客さまの中から抽選で100名様に、ミカニエからのクリスマスプレゼントとしてみかんをプレゼントしました♪
こちらも大変喜んでいただいたようで本当に良かったです。生産量日本一を誇る和歌山のみかん、どうぞ召し上がってください!

終演後には、先生方をお招きしてレセプションを開催しました。
先生方からたくさんの温かい言葉を頂き、熱い激励も受けました。
まだまだこれから、勉強することもたくさんありますので、気持ち新たに次なるチャレンジに臨んでいきたいと思います!

ホールがいっぱいになるほどたくさんのお客さまにお越しいただき、無事に終えることができた今回の演奏会。
合唱の新境地に挑んだプログラムは、同時にミカニエの新境地にも挑むものになりました。今回の取り組みを通して、またひと回り大きく成長できたのではないでしょうか。
ご来場いただいた皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今後とも、Ensemble Mikanierをよろしくお願いいたします!

本日のブログ担当 : あやちん

和歌山で合唱しましょう!
Ensemble Mikanier(アンサンブル・ミカニエ)
https://www.mikanier.net