♪第11回定期演奏会〜ちはらふる〜♪

9月16日(日)
@エブノ泉の森ホール小ホール

参加者
S:6 A:7 T:2 B:5
指揮者
千原先生
伊東先生
矢吹先生
松本先生
パーカッショニストさん
譜めくりさん
ワンステージ・メンバーの皆さま


Ensemble Mikanier 第11回定期演奏会〜ちはらふる〜は、大勢のお客様にお越しいただき無事終演いたしました。
「演奏会3つ分」という超盛りだくさんな演奏会当日の模様を、ソプラノのあやちんがレポートします♪

前日リハーサルで感じた危機感と不安感を払拭すべく、ホールへと向かう車内でも音源を聴いたり楽譜を見たり。
私たちの演奏を聴きにきてくださる方たちに恥ずかしくない演奏にするため、ギリギリまで足掻きます。

ホールに集合し、まずはピアノの調律をしていただいている間に楽屋などの準備。
その後軽く発声をしてから、ステージでのリハーサルに臨みます。照明も本番通りにしていただき、それぞれの入場退場も確認しながら進めていきました。
前日リハで大苦戦してからの追い込みの甲斐あってか、マシにはなっているものの、オーダーチェンジを忘れたり、入りで出遅れたりするところがちらほら。

「うみ・そら、神話」のリハーサルが始まってすぐ、伊東先生から「完全に本番と同じ状態でリハーサルをするように」と言われました。本番で楽譜を持つ人はカバーまでした状態できちんと持って、よりリアルに本番をイメージ。
先生のその一言で、ぐっと集中力が高まったのを感じました。
決して怖がらず積極的に、テンポの変化に素早く反応して音楽を進めていきます。

伊東先生にはその後「シューマン名曲集」のリハーサルにも立ち会っていただいたのですが、特にゆったりとした曲調になると、優しくふわっと歌おうとする癖があり、今回のホールではもっとしっかりと鳴らさないと届かない、とのご指摘が。どのステージもとにかく大胆に、とアドバイスをいただきました。

前日リハでの「笛吹きながら入場してきたらいいんじゃないですか?」という松本先生の一言から、歌いながらの入場という演出にチャレンジすることになった「わたくしという現象は」。
その様子をご覧になっていた千原先生からの「普通に歩いたって面白くないよ!」というお言葉もあり、いかに“面白く”するかに重点を置いて、みんなの目指すところが1つになったように思いました。



今回の演奏会のプログラムの中で唯一、阪本先生の指揮で演奏する千原先生のオリジナル作品。
かねてより千原先生からは「やっぱりこの曲で、“ミカニエの音楽”を見せないとね」と言っていただいていました。
ミカニエ“だから”できる音楽を表現するべく、大いに楽しみながら歌います!

そしてここで恒例の集合写真!



今回の主役である千原先生を中心に、こんなにも豪華な先生方にお集まりいただいて、ミカニエは本当に幸せ者だなと改めて実感します。



「愛と祈りの曼荼羅宇宙」ということで、みんなで宇宙を表現!

そして、ワンステージ・メンバーの皆さんにも加わっていただき、今回ステージに乗る人全員で。



この人数!まさに圧巻です。
こんなにもたくさんの方にお集まりいただいて開催できることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

写真撮影のあとは、「そのかみのかぜ」のリハーサル。



ついにここまできたなぁ、とまだリハーサルなのにちょっと感激してしまいました。
「リハーサルも本番も、とにかく楽しんでいきましょう」と仰る千原先生が、リハーサルから本当に楽しそうに指揮をされているのが印象的でした。

すべてのリハーサルを終え、「いよいよだー!」と言いながら衣装に着替えて、いざ舞台裏へ!




ミカニエがお送りする〜ちはらふる〜、開演です!

混声合唱のための「うみ・そら、神話」<第一部>
作曲:千原 英喜 / 作詞:みなづきみのり
指揮:伊東 恵司 / パーカッション:南本 杏奈

全曲通すと30分を超える大曲を、千原先生からのご提案で二部に分け、16声のクラスターではほぼ1人1パートになりながらも果敢にチャレンジ。
第一部では、遠い昔の物語の始まりを、照明効果やアゴゴベルを用いながら演奏しました。
神秘的な世界観と、このあとどう展開していくのかというわくわく感を感じていただけたなら幸いです。

混声合唱とピアノのための組曲「わたくしという現象は」
作曲:千原 英喜 / 作詩:宮沢 賢治
指揮:阪本 健悟 / ピアノ:松本 望

ホイッスルと囁き声からはじまる、千原先生と宮沢賢治の詩との時空を超えたコラボレーション作品。
初めて楽譜を見たときには、その難解さに言葉を失うほどの衝撃を受けましたが、練習を重ね、松本先生の美しく力強いピアノにも助けられて、熱いエネルギーに満ちた、団員お気に入り作品の1つとなりました。
宇宙カラーと曼荼羅模様という衣装もお楽しみいただけましたでしょうか?




「シューマン名曲集」
作曲:Robert Schumann / 編曲:千原 英喜 / 訳・作詩:みなづきみのり
指揮:阪本 健悟 / ピアノ:千原 英喜

昨年の「シューベルティアーデ」で初演した「シューベルト名曲集」に続く、クラシック名曲集シリーズ第2弾。
阪本先生のソロにはじまり、クラシックのことはよくわからない、という方にも楽しんでいただけるようなシューマンの名曲を4曲、千原先生のピアノとともにお届けしました。
衣装も少し趣向を変えて、男声はベスト、女声はキラキラアクセサリーにしてみました。いつものミカニエとは違う印象、になっていたらいいな!


松本望&千原英喜
ーピアノソロと連弾ー
ピアノ曲集「星月夜」〜34の音の画集〜より

こちらも昨年に続くコラボレーション。今回はお二人の先生方それぞれのソロ、そして連弾とさらに豪華バージョンです。
「せっかくだからいつもと違うことをしたいね」という千原先生のご提案で、お二人の衣装がこのようなことに!


千原先生はハットに赤いスカーフを巻き、松本先生はなんとブロンドヘアーに!(もちろんウィッグです)とってもよくお似合いで、楽屋前でも大変盛り上がりました。
団員はこの間次のステージに向けて準備をしておりましたので、超豪華コラボレーションを客席で聴けた皆さまが羨ましいです…映像化を楽しみに待ちます!

混声合唱のための「うみ・そら、神話」<第二部>
作曲:千原 英喜 / 作詞:みなづきみのり
指揮:伊東 恵司 / パーカッション:南本 杏奈

深い海の中や宇宙空間を漂うような不思議な呪文で終わった第一部。第二部は、さらに朗読や歓声が加わり、たくさんの楽器やピストル、ホイッスルも用いて演奏します。
激しく展開した物語をそっと包みこむような子守唄のあとには、ヨウウラヨウウラと雪が降り積もる様が描かれ、“むかしむかしの物語”は終焉を迎えます。
本演奏会でミカニエのメンバーのみで演奏する曲も、これで最後。
ステージアンコールと位置付けた「エピローグ:夢」は、ステージから客席へ降りて、お客様のすぐ傍で演奏しました。
会場全体が優しく温かな空気に満たされたようで、とても心地よかったです。

ワンステージ・メンバーとともに
「そのかみのかぜ」〜混声合唱とピアノのための谷川俊太郎の詩による5つの歌〜
作曲:千原 英喜 / 作詩:谷川俊太郎
指揮:千原 英喜 / ピアノ:矢吹 直美

私たちの予想をはるかに超える大勢の方々にご参加いただけた、今回の企画。
千原先生、矢吹先生と、70名を超える大合唱団「蜜柑の樹」による、新たな作品誕生の瞬間です!
千原先生の熱い指揮に、矢吹先生のお洒落なピアノ。
1曲歌う毎に、だんだんと終わりが近づいているのを感じて、少し寂しい気持ちになりました。
これから先、この作品がたくさんの方に歌われ、愛されますように。私たちも、また歌いたいです。

アンコール
「ありがとう」
作曲:千原 英喜 / 作詩:谷川俊太郎
指揮:阪本 健悟 / ピアノ:千原 英喜

アンコールも、ワンステージ・メンバーの皆さんと一緒に。
「そのかみのかぜ」と同じく谷川俊太郎さんの詩を用いた「ありがとう」を、混声合唱版にアレンジしていただきました。

今回、先日の台風の影響もあり、ワンステージ・メンバーの方々の中には、出演を断念された方もいらっしゃいました。ミカニエの中にも、演奏会に向けて準備をしているところに停電や断水などの被害を受けた団員がいました。
そのような状況でこうして集まって、素晴らしい先生方とともに演奏ができること、そしてそれをお客様に聴いていただけることは本当に幸せなことだと思います。
今回この演奏会に関わってくださったすべての人に感謝を込めて、演奏会のフィナーレを飾りました。


終演後は、ホール内のレストランにてレセプションを開催しました。

 



ご出演いただいた先生方はもちろん、ワンステージ・メンバーの皆さまにも多数ご参加いただいて、楽しく和やかな宴となりました。

途中、先生方にはミカニエからお土産として、和歌山名物をプレゼント。



そして、各先生方から一言ずつ、演奏会のご感想などをいただきました。
客演でお越しいただいた先生方には、とても良い演奏会で、共演させてもらえて良かった、また機会があれば是非ご一緒したい、と言っていただいて、本当に嬉しく思いました。
千原先生は、「作曲家のワガママに付き合っていただいて」と仰っておられましたが、私たち歌い手が作曲された先生から直接アイディアやアドバイスを頂けたり、ご指導いただけたりするのは決して当たり前なことではなく、阪本先生をはじめとするコネクションを作ってくださる方がいて、千原先生もまた私たちを大切に想ってくださっているからこそ受けられる恩恵であると思います。先生が私たちにかけてくださる情熱に、これからもしっかりと応えていきたいです。
伊東先生、阪本先生からは、今後に向けてのお話もありました。
次回の演奏会は来年冬、会場は未定ですが、着々と構想が練られております!詳細は決定次第随時お知らせしてまいりますので、乞うご期待ください!
なお、ほとんどの先生方から、「こんなにハードなことはそうそうない」といった旨のお言葉があり、やはりこれは演奏会3つ分だったのか…!と改めて思いました。(笑)


昨年の第10回定期演奏会よりもさらにスペシャルな内容で、ボリュームも満点でお届けした今回の演奏会。
やりきった!という気持ちと、もうあの作品たちを練習することはないのかもしれない、という寂しさが入り混じっています。
しかし、何かの終わりは別の何かのスタートです。ここで立ち止まることなく、さらに次に向かって励んでまいります!
今回ご出演いただいた先生方、ワンステージ・メンバーとしてご参加いただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、そして、私たちを応援し、支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今後とも、ミカニエをよろしくお願いいたします♪


本日のブログ担当 : あやちん

和歌山で合唱しましょう!
Ensemble Mikanier(アンサンブル・ミカニエ)
https://www.mikanier.net