一生涯で普通に生活するのに

必要なお金は

約3億円だと言われている。

 

 

では、一生涯で

稼げる収入はどのくらいか?

 

日本人の生涯賃金について調べてみたら

1993年の3.24億円をビークに、

徐々に下がって来ている。

 

 

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2019 労働統計加工指標集」から、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」に基づき、野村證券営業企画部作成

 

 

 

現在はどのくらいなのか?

 

独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表しているデータによると、、、

 

「大学・大学院を卒業し、フルタイムで正社員を続けた場合の

 60歳までの生涯賃金(※退職金を含まない)」は、

 

男性で約2.7億円

女性で約2.2億円となっている。

 

 

だが、この数字は、「給与の総額」であり、

「手取り」ではない。

 

社会保険料や所得税・住民税などを差し引くと、

生涯の手取り収入は、

 

男性で約1.8億円から2.2億円程度

女性で約1.5億円から1.8億円程度

 

と考えられる。

 

 

普通に暮らすのに必要なお金は

約3億円と言われているので、

昔は足りたかもしれないが、、、

 

現在は、年金もあてにならないから、

普通に生活するのに必要な3億円には届かない。

 

 

だから、、、

 

 

国は、

「自分でなんとかしてね!」

 

って、言い始めている。

 

 

 

これについては、真剣に未来をみて

考える必要があるのだが、今回は

別の話をしようと思う。

 

 

 

 

「もし、一生涯普通に暮らすのに必要な

 3億円を先に貰えて、

 働かなくてもいいとしたら、

 人は幸せになれるだろうか?

 

って、話。

 

 

 

 

 

結論を先に言うと、、、

 

幸せにはなれない!

 

 

 

 

 

重要な理由は3つある。

 

1つ目の理由は、多くの人は

計画性を持って、お金を使うことが

できないからだ。

 

宝くじの高額当選者の多くが、

破産してしまうことからも推測できると思う。

 

仮に大きな浪費をしなかったとしても、

支出は自然に増え、自分の寿命が来る前に

使い切ってしまう。

 

 

2つ目の理由は、

減ってゆくお金の恐怖だ!

 

これは経験しないと分からないと

思うが、、、

 

 

僕は、経営していた学園と会社の

経営が上手く行かず、蓄えていた1億円が、

年々1千数百円ずつ減っていった。

 

そして、半分の5000万円程度まで

資金が減った時、僕は鬱になった。

 

 

「まだ、5000万円もあるのに!」

 

 

だ。

 

 

「このままでは、

 あと何年しかもたない!」

 

 

って、思った時の恐怖感は半端ない。

 

 

 

3つ目の理由は、

働かないというストレスだ!

 

 

実は、これが最も重要だと

僕は思っている。

 

 

働かなくていい生活を

実際にしてみると感じる。

 

 

働く必要がないから

働かないでいると、、、

 

 

最初は、悠々自適な生活が送れ、

 

「最高に幸せ!」

 

って、思えることができる。

 

 

 

 

だが、、、

 

 

 

 

しばらくすると、自分が世の中から

必要とされていない存在

感じてくる瞬間がある。

 

 

 

働く仕事がない。

役に立てる場所がない。

必要とされていない。

貢献していない。

 

 

 

この感覚が、物凄く辛くなる。

へたすると鬱になる。

 

 

 

 

これはサンディエゴの雅子さんから

教えて貰った情報だが、、、

 

ハーバード大学が、70年間をかけて

人の幸せについて研究した結果、

人は、誰かに必要とされていると

感じることが幸せに繋がるという。

 

 

 

 

僕は、経済的自由を得ること

素晴らしさを伝えたい

思っているが、、、

 

 

それは、働かないことが

素晴らしいのではない。

 

 

 

自分の時間や才能や能力や

影響力を使って、

世の中にどんな貢献をするか?

 

自分で取り組みたいことを、

自由に選択できるスタート地点に

始めて立てるからだ。

 

 

もちろん、強制されたり、

GIVEしすぎるのも良くない。

 

 

心地よいバランスで、

自分の存在が必要とされることを、

自分の好きなコミュニティーの中で

与えることで幸せになる。

 

 

もしかしたら、経済的自由を手にしなくても、

最適な仕事場があればできることかもしれない。

 

 

 

自分が本当に輝ける場所

 

 

 

それを見つけることが重要なのだと思う。

 

 

 

そして、、、

 

 

 

自分が最も輝ける場所の見つけ方だが、

最初は、稼げるかどうか考えないで

やってみることから始めればいいと思う。

 

 

 

例え、それが、

一緒に暮らす家族やパートナーに、

愛情を持って、

 

「おはよう!」

 

って、声をかけることからでもいい。

 

 

 

テーブルを片付けることや、

コーヒーを淹れることでもいい。

 

誰かのために何かをすることは、

究極、自分の幸せを高めることに繋がる。

 

 

 

今、僕は、こうやって

思索しながらブログを書いている。

 

 

 

 

なぜ続けられているかと言うと、、、

 

少なくとも、何人かの人には、

役に立っていると思えるし、

必要とされていると思えるから。。。

 

 

 

それって、結局は、

自分のためにしている。

 

 

 

 

「貢献しよう。」ってことが、

先にあるわけではない。

 

 

自分の幸せを求める結果、

「貢献したい!」ってなる。

 

 

 

 

だから、、、

 

 

自分の幸せのためだけを

考えて生きているだけでも、

人は貢献して生きて行くことになる

 

 

なぜなら、、、

 

 

幸せを感じる究極は、

自らの愛を与えることだから。

 

 

 

 

 

つきつめて行くと、、、

 

対象は人でも動物でも植物でも

自然でもいい。

 

 

見えない偉大なる存在(神)でもいい。

実は、神に愛を捧げるのが究極の幸せに行き着く方法らしいが。。。

 

 

 

 

そしたら、、、

 

 

 

 

稼ごうって思わなくても、

人は幸せに生きることができる。

 

 

 

そして、、、

 

 

 

そんな生き方の方が、

「稼ごう!」って思うより、

結果的に、経済的豊かさも

手にいれることに繋がる。

 

 

 

 

 

僕は、そう思う。

 

 

 

 

 

ロンズー

 

追申:

この話、利沙さんとも話したのだが、

 

「この世の中にあるものは、みんな

 役に立っているよね。」

 

って、話に行き着いた。

 

 

「でも、ゴキブリは、役にたっていると

 思いたくないけど、、、

 

 きっと何かの役に立っているから

 存在しているんだね。」

 

って、話して笑った。

 

 

また、働きすぎも良くないと思った。

 

もし、ライオンが働きすぎたら、

捕食される側の動物が絶滅してしまう。

 

バランスが大事。

 

そう考えると、我ら人間は、

働きすぎたり、頑張りすぎて、

ついバランスを崩してしまう。

 

 

 

人生のテストには、

 

「自分の中で最も”適当”な

 働き方を見つけなさい。」

 

って、問題が出題される。

 

 

 

 

「ここ、次の抜き打ちテストに

 出るからね。」