諏訪八幡神社の御遷座350年とは? 歴史と地域とのつながり
東北地方の太平洋沿岸南部、福島県いわき市泉町に鎮座する「諏訪八幡神社」様が、令和7年(2025年)に御遷座350年を迎えます。
この記念すべき年に、私 辰昇(しんしょう) が御朱印の原画として 巳年(蛇)の絵を奉納 させていただきました。この記事では、諏訪八幡神社様の歴史、御朱印のデザインに込めた意味、そして神社と地域とのつながりについて詳しくご紹介します。
【いわき市】諏訪八幡神社の歴史とは? 御遷座350年の由来
諏訪八幡神社様は、江戸時代初期に磐城平藩の内藤家から分藩し、泉藩が誕生した際に祈願社として崇敬された神社です。
江戸時代の前は山の上に鎮座していましたが、藩のまちづくりの一環として、現在の境内に御遷座されました。この地は、平安時代には判官御所、南北朝時代以降は「滝尻城」の居館として栄えた由緒ある場所です。
地元の人々にとっての諏訪八幡神社
いわき市泉町は、かつて港として栄え、多くの人々が行き交う土地でした。そのため、時代ごとに様々な信仰や文化が交わり、諏訪神社と八幡神社の両神が同じ地区で崇敬されるようになったと考えられます。
神社周辺では、数十年前に白蛇の目撃例があり、地元の人々にとって 「白蛇のいた神社」 として親しまれている側面もあります。
巳年の御朱印を奉納! いわき市・諏訪八幡神社の特別デザイン
令和7年の節目に、巳年(蛇)の御朱印の原画を奉納させていただきました。
お正月限定の御朱印については頒布が終了しておりますが、ご覧いただけると嬉しいです。
いわき市諏訪八幡神社 巳年の限定御朱印の動画(48秒)
お正月の御朱印用に描かせていただいた、干支の蛇の絵を紹介したYoutube動画です。ぜひご覧ください。
1. 本殿と白蛇
諏訪信仰では、ヘビは神使として繁栄や幸福をもたらす存在とされています。その象徴として、本殿と白蛇を描きました。
2. 社紋蛇
蛇の体に諏訪神社と八幡神社の御社紋を描いた御朱印です。
- 諏訪神社=丸に立ち梶の葉
- 八幡神社=左三つ巴
このデザインは、古くから同じ地域で二柱の神々が祀られてきた歴史を象徴するものです。
3. 破魔矢蛇
新年に邪気を払う「破魔矢」と蛇を組み合わせた御朱印です。かつて武士たちは「諏訪八幡も照覧あれ」と誓いを立て、神に忠誠を誓いました。そのような武士の信仰のニュアンスを込めたデザインです。
4. 旭日白蛇
朝日の雲間から白蛇が姿を現す、神秘的な光景を描いた御朱印です。諏訪様で信仰されるヘビにふさわしいデザインを意識しました。
月替わり干支蛇御朱印のご案内
諏訪八幡神社様では、毎月色の変わる干支蛇御朱印が授与されます。
1月:赤蛇と南天
福を招く赤い蛇と南天を組み合わせた、縁起の良いデザイン。
ヘビの原画
2月:干支蛇に梅
春を告げる梅の花により、柔らかな雰囲気となった御朱印。
3月以降も、様々な色にて登場予定です。
これまで携わらせていただいた御朱印のデザインも、今後ブログで紹介していきます。
▼ご質問やご依頼など、お気軽にお寄せください
こちらの記事をご覧になってのご質問やごお問合せ、ご要望、また御朱印の絵の制作ご依頼などは、以下よりお気軽にお寄せください:いわき絵のぼり吉田・絵師辰昇(しんしょう)
関連ページもご覧ください
いわき絵のぼり吉田公式サイトはこちら
Youtubeチャンネルのご案内
「いわき絵のぼり」の魅力や制作風景について、YouTubeでも紹介しています!
ぜひご覧ください。