きっと

 あの女の人は

 脅しだけでなく

 本当に学校に

 通告する。
 もしも全てが

 公になって

 しまえば晃の

 暮らす養護施設に

 通報され、

 そこから

 警察沙汰に
 なるかもしれない。

 身内だけで

 収まればいいが、

 この女の人が

 警察に通報してしまう
 可能性もある。
 そうしたら

 軽犯罪で捕まる

 危険もあり、

 書類送検ですんでも
 今の学校を

 辞めるだけでなく

 学校以外の職種にも
 再就職も難しくなる。

 晃には自分への

 愛も恋もないのは

 保健医も分かり

 切っている。
 子供が育つのを

 待っても仕方ない。

 そう考えて先生は

 ずっと悲しくて

 涙が止まらなかった。
 先生は自分が

 晃をどんどん

 好きになって

 しまったのを

 自覚している。
 手遅れになる前に

 ここでやめなければ

 ならない。
 晃は部屋に入ると

 いつものように

 ベッド下の隙間に

 座って

 テーブルに教科書を

 開いて勉強を

 している。

 そんな晃の横で、

 先生はじっと晃を
 見つめた。
 晃はその視線で

 先生を見る。

 晃も沙也加の

 言葉を考えた。
 沙也加とエッチ

 したくて仕方ないのが

 今日も続いている。

 ムラムラして

 しかたないけど
 今日先生と

 エッチしたら

 収まるだろうかと

 考えている。
 やっぱり

 沙也加だけとの

 付き合いは晃には

 めんどくさいし

 つまらない。

 お互いだけの恋人…

 そんなたった一人の

 相手に沙也加は

 役不足だ。

 そういう感情だから

 気乗りして

 いないのだが、

 晃はその気持ちを

 うまく言い表せない。

 でもスーパーアイドルが

 恋人ならカッコイイ。

 それが魅力的。

 結局晃の自己愛だ。

 

 

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