うちの会社の

 女性社員は全員

 美人で冷たい。
「わ、わかりました。すみません。」
 ぼくが担当している

 店からのクレーム。

 ちゃんと動作は

 確認したんだけど、

 まるでぼくが
 手を抜いたからだって

 顔で睨んでいった。

 御堂さんの前で

 前回の失敗まで言われて

 ぼくは
 惨めだった。
 目の前で

 見ていた御堂さんは

 笑顔でぼくの肩を

 叩いた。
「じゃあ今晩飲みに行こう。

 終わったら電話しろよ。」
「は、はい。」
 涙目の僕に

 御堂さんは片目を

 閉じてウインクして見せて、

 頑張れよと

 合図してくれた。

 と思う。
 優しい人だ。
 ランチでも

 飲みに行くんでも

 いつも御堂さんのおごりだ。

 ぼくは昼飯は後にして
 クレームの入った店に

 車で走った。

 店は小さいけれど

 立地が良くて

 売り上げが見込める店だ。

「大変申し訳ありませんでした。」
 ぼくは取引担当様に

 頭を下げて

 動作確認済みの

 ヒヨピーと

 AIに障害が起きた

 ヒヨピーを取り替えた。

 

 

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