2022年5月に公開された庵野監督のシン・ウルトラマン。

 

最後のシーンで、

勝ち目の無い絶望的な闘いを最終兵器怪獣ゼットンに挑んでいくウルトラマンの姿に、作り物の映画と頭では分かっていても暗闇の映画館の中で胸が熱くなった。

 

そして全くリアル世代ではないけれど、

同じ様に圧倒的不利な状態でも地球を守る為に命がけで最後の闘いに挑んでいったウルトラセブンの最終話をYoutubeで知りました。

 

 

瀕死の重傷にも関わらずウルトラセブンに変身した主人公のダンがボロボロの状態で怪獣を倒しに行くシーンに、そしてキリヤマ隊長の「地球は我々人類の自らの手で守り抜かなければいけないのだ」というセリフに心が震えた。

 

当時、とても子供向けに作られたテレビ番組とは思えない。

 

そして自らの正体をウルトラセブンであることを女性のアンヌ隊員に告白し、

ウルトラセブンに変身し最後の闘いに挑んでいく最後のシーンに流れていた曲がシューマンのピアノ協奏曲イ短調。

 

この曲を生の演奏で聴きたい!

と思っていたら2年位前からファンになっていた若手のピアニスト黒木雪音さんが沖澤のどかさんという女性指揮者の元で弾くコンサートがあるのを知り、昨日コンサートに行ってきました。

 

大好きなアルゲリッチさんが昔弾いたシューマンピアノ協奏曲

 

第一楽章の最初の音を聴いた瞬間に感極まってしまった。

コンサートで音に浸りながら、

「自らの身を省みず」勇敢に戦いに挑んでいったこれまでの数々の方々への姿に心を馳せ心が震えました。

 

今回の地震では義援金を石川県のホームページに記載されている口座に直接送ることしか出来ませんでした。

被災された方々が少しでも早く、

どうか温かく過ごせるようになりますように。

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html

 

そして自らの身を省みず、

能登半島地震の復興と救済に関わられている全ての方々に、

心からの敬意を表します。

 

Aozora