世の中では今日は敬老の日ですが、

この「老人」を「敬う」という考え方は今日だけでなく、

日常的に持ち続けたいものだと思います。

 

よく、歩行困難になったお年寄りや認知症になった方々に、その人は良かれと思って優しく、ある時は赤ちゃんに語り掛けるような幼児口調で接するシーンに出くわしますが、お年寄りの方々は不自由な度合いが高くなっているだけであり、余りに「弱者に対する優しさ」で接するのは逆に人としての尊厳をないがしろにしていると思います。

 

激動の時代を生き、

家族を必死で育ててきてくれた高齢の方々には、

曇りのないまっすぐな敬意の気持ちで接したい。

 

お父さん、お母さん、

この世界で素敵なものに共感出来る心を育んでくれ、

大変な世の中にあっても何とか生きていける魂を与えてくれたことに、

心から感謝します。

 

そして、

どうか子供のことにはもうとらわれず、

お父さん、お母さんの、

自分自身の、

自由な心で、

自分達の人生をまっすぐ見つめていって下さい。

 

Aozora