高すぎる?低すぎる?
あなたの声を素敵にする専門家
声の声帯師 Officeえん人代表の押田裕亮です。
今回のテーマは「高すぎる?低すぎる?」です。
まず声のお悩み第一位といっても過言ではないくらいにYahoo知恵袋に投稿されている質問には声の高低でかなりたくさんお悩みの方がおられるようです。
そこで、皆さんに質問です。
あなたは高すぎる声でお悩みですか?
低すぎる声でお悩みですか??
これってすごく悩まれるのはわかるんですが…
そのお悩みの方に私はよく聞きますが、
どれくらい高(低)すぎますか?
そしてかえってくる答えは「よくわかりません」です。
とにかく○○すぎるんです…
もしくは「普通の声になりたい」です。
普通ってどんな声?
発声の仕方をお伝えする前に必ず、今の声を録音して聞いて貰います。
中にはそれだけで解決しちゃう人がいます💦
それを説明するために声がどうやって出ているのかをお伝えします。
まず、肺に入れた空気が発生する為に閉じた声帯にぶつかり、振動を起こしますこれを原音と言ったりします。管楽器などの楽器を通す前の音と同じです。
その原音と言われる振動が身体中の骨や脂肪、筋肉などに共鳴し、音程を作り、舌や、口の形などを使って言葉として音が出ます。
かなり簡単に説明してもこれだけの行程を経て声になります。
実際はもう少し複雑です。
しかも日本語を音にするのは世界的に見ても難易度が高い!
それだけ私達はハンディがあると思って下さい
。
その中で、比較的簡単に高低差を付けられるのは、共鳴する場所の意識を変えてあげる事です。
高すぎるという事でお悩みであれば
太いパイプを一本、口から胸元までどっしりと通したイメージを持ちながら幅を広げるイメージで発声すれば声は下がります。
低すぎるという事であれば
声帯にぶつけた呼気を真っすぐ鼻腔の上部にぶつけながら頭のてっぺんに抜けていくイメージを持ちながら発声するだけでも声は高くなります。
私のイメージとしては母から叱られている最中に家の電話がなり、開口一番に電話に出る母の声のような感じ?というとわかってもらえるのが不思議ですが…
要は響かせる場所をイメージを持って変えてあげるということで高低差は出せます。
あと、冒頭で録音するだけで解決する人が居るといったのはこの共鳴です。
普段私達が自分で聞いている声は頭蓋骨や歯などで共鳴した骨伝導で聞いている音になります。従って、外に出る音は空気の振動を通して相手の耳に入るので、かなり印象が変わります。
ですので録音して客観的に聞いた声が案外嫌いな声じゃなかったという事もあります。
悩みながらも、どういう声でありたいかという明確なイメージが案外持てていないケースが多いです。
だから「普通の声になりたい」と言われます。
一度ご自身の一番フラットなリラックスした声を録音してみて下さい。
案外好きな声かもしれませんよ?
あなたにはあなたの世界でたったひとつの素敵な響きがあります。
録音するのは少し勇気がいりますが、今の時代スマホで手軽に操作できます。
その小さくも大きな一歩を踏み出してみて下さい。
自身の声を出すことを許可できたら、声は色々楽しめるツールですよ。
世界で一つの素敵な声で今日も彩豊かに活きましょう。
取り留めもない文章になりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
声の声帯師 押田裕亮でした。