20歳のバレエ・ダンスをしている女性が来院されました。
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柔軟性を高めたい
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膝の内側の痛みを改善したい
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最小限の力で大きく動けるようになりたい
という目的です。
■ 検査でわかった「痛みと痺れの本当の原因」
身体を確認すると、 下肢の軸がズレている状態 でした。
開脚をすると坐骨神経のしびれが出る。 膝の内側の痛みも、この軸の乱れが原因。
つまり、 脊柱 → 股関節 → 下肢の連動が崩れている ということです。
■ 運動軸調整で“股関節の入口”を整える
まずは、下肢軸の入口である 股関節の軸を通す ところから始めます。
軸が通ると、 脊柱の回旋がスムーズになり、 中心運動軸が自然に働き始めます。
その後、 ハーフスクワットでプリエの基礎となる 足・膝・股関節の連動性を高める。
これが、踊りの土台になります。
■ “股割り”で骨盤と大腿骨を分離する
普段はハードな開脚ストレッチをしているとのこと。 そのため、
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恥骨をつけて骨盤を立てると
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股関節が内旋固定されてしまう
という状態でした。
これは、 骨盤と大腿骨が分離できていない ために起こります。
開脚でしびれが出るのも、 筋肉が神経を圧迫しているからです。
■ 正しい開脚のために必要なのは「足の固定」
開脚前屈をするには、
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大腿四頭筋
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前脛骨筋
この2つが “使える状態” であることが必須。
足が固定されると、 骨盤と大腿骨が分離し、 股関節が正しく動き始めます。
■ 仕上げは「腸腰筋ライン」を動作に落とし込む
股割りの後は立位で、 腸腰筋ラインをたどれるように調整。
動作の中で腸腰筋が働くと、 足を上げる動きが一気に変わります。
実際に足を上げてもらうと──
鼠径部のつまりが消え、 すっと軽く上がり、 「おぉ!」と本人も驚きの変化。
■ 正しい股関節の運動が、踊りを変える
深層筋を分離し、 軸を整え、 最小限の力で動ける身体になると、
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膝の痛み
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しびれ
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柔軟性の限界
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動きの重さ
これらは自然に消えていきます。
身体の仕組みを理解し、 正しい運動を身につければ、 ダンス動作は“キレッキレ”に変わる。
■ 一瞬で足が軽くなる。20歳ダンサーの身体が覚醒した瞬間
「開脚すると足がしびれる…」 「膝の内側が痛くて思い切り動けない…」
そんな悩みを抱えて来院された彼女。
原因は股関節そのものではなく、 運動軸と胸椎の働き にありました。
軸を整え、深層筋を分離し、 正しい動作へ誘導した結果──
足が“すっ”と軽く上がる身体へ。
本人も驚くほどの変化でした。
■ おわりに
身体は、正しい構造に戻れば 最小限の力で最大限のパフォーマンスを発揮します。
あなたも 「股関節の真実」 を知って、 身体を変えてみませんか。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)


