12月の機能的な体づくりサロンは、腰痛予防対策、正座の稽古、前後開脚などの実習をしました。
今年の1月に腰椎椎間板ヘルニアの手術をされた参加者の方は、現在も腰の調子が思わしくないとのことでした。そこで、簡単な徒手検査をしてみると、骨格の配置や関節運動の方向が腰に負担をかける状態にありました。手術をしても、姿勢や動作の方法など、腰に負担をかける状態は変わらないまま、手術をした暫くは調子がよくても、腰の負担がかさんみ調子が悪くなるというような状態でした。
手術をしても、再び痛みをぶり返すという方は、姿勢や動作の方法が改善されていない場合が多いです。体の構造に即した、骨格位置、動作の方法を身に付けることが大切です。
姿勢は骨格を体の中に入れて骨で立つ姿勢が理想です。
腕の使い方や足の使い方も腰に負担をかける原因になりますので注意が必要です。
そして、最も腰が安定するには、トライアングルベースを身に付けることが必須です。
また、腰痛に限らず、膝痛が治らないという方も、姿勢の中に骨格を入れることは必要です。膝が痛くて正座ができない場合は、骨格構造にそぐわない正座の方法をおこなっている可能性があります。正座の方法を見直してみてはいかがでしょうか。
今回は講座終了後に縦開脚の動画を撮影しました。ストレッチで開脚ポーズを作ってしまうと、筋肉を伸ばし過ぎたり、骨格の配列を崩す原因になることがあります。目的に応じたトレーニングを心がけてください。
機能的な体づくりサロンは4月にスタートし計9回終了しました。来年の予定は未定ですが、機会がありましたら開催したいと思います。