足関節の底屈、ふくらはぎの筋ポンプ作用でむくみを流す | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

三重県の小中学校の夏休みも残すは今週のみとなった。連日の猛暑でなれたのか、先週よりも暑さが和らいだ気がする。それでも、やはり冷房はかかせない。
 
先日、1ヶ月ぶりに身体の調整をした方の皮膚や脂肪が冷たく硬くなっていた。話を聞いてみると、熱中症対策でこまめに水分を摂取し、外出を控えていたそうだ。自発運動が少なく、発汗する汗の量が少ないのか、身体がむくんで水太りしているようだった。
 
毎週、身体の調整にかかられている方で皮膚や筋肉がやわらかくなっているケースもあった。これまで作用していなかった筋肉が動きはじめ、皮膚や筋肉がやわらかくなってきている、
 
足は第二の心臓という。ふくらはぎの筋ポンプ作用で末梢の血液を中枢の心臓へ送る。身体がむくんでいる人は、ふくらはぎの筋ポンプ作用が働いていない。そもそも、ふくらはぎの筋肉を収縮することができない人が多い。ふくらはぎの筋肉の作用は、足関節の底屈。まずは、足関節を底屈して弾力に富んだふくらはぎの力こぶをつくれるようにすることが大切だ。
 
日頃から身体をいい状態に調整しておくということは、コロナ禍や熱中症に対しも有効な予防対策になるのではないだろうか。