構造動作に基づく身体調整と経絡治療 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

12月30日は仕事納め。最後の人を見送り新年の準備をする。治療院の玄関に正月飾り、待合室と施術室に鏡餅を飾る。7月の末から多度で治療院をはじめて、5ヵ月が経った。治療は構造動作理論に基づいた経絡治療、構造動作理論に基づく身体調整と、長年の徒手療法の探求は落ち着くところに落ち着いた感じがある。
 
私は経穴を現代人に当てはめることができないと考えていた。経穴ができた当時の人の骨格位置に整えてから、もしくは現代人用に新たに経穴を追加するかしないと経絡治療ができないのではと。しかし、自然に身をおき、身体の理解、感覚が深まったことでその考えは変わった。経穴は参考程度に解剖学に重ね合わせ、自分の触診感覚で経穴を立体的に考えればよいことに気づいたのだ。これで私の長年の懸念が払拭できた。
 
スポーツ選手の身体の調整では立体化された経絡治療が大いに役立った。全身に手を加え、立体的に身体を調整することで、トレーニングをしても変わらない箇所の原因に気づくことができ、トレーニングですべきことが明確になる。多度の治療院では、身体、動きをトータル的にアプローチできるようになり来年も楽しみだ!
 
治療中、身体の調整にかかられている方、来年も元気な顔を見せてください!
 
 
1月の東京講座は、18日-19日です。
2月の大阪講座は、24日です。
 
 
 
 
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