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大阪のカフェ英会話レッスン講師 KOGACHIです(^-^)
「英語でどう言う? 」シリーズ第2180回
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*昨日2019年11月11日アクセス数 11701
今回は、
「~しなければならない」「せねばならない」「するべきだ」「する必要がある」
などを意味する
have to, must, should, need to
について取り上げてみたいと思います(^^)
レッスンでも「どう使い分けたらいいですか?」など質問されることも多いですし、
ネットで調べても
細かいニュアンスの違いを説明しているサイトが多く、
逆に混乱している学習者の人も多いと思います(>_<)
そこで、今回は
「~しなければならない」的な内容の英文を12文作って、
アメリカ人ネイティヴに提示し、
have to, must, should, need to
のそれぞれの自然度を
自然(〇)、やや不自然(△)、すごく不自然(X)
の三段階で各文ごとに評価してもらいました(^^)/
では、以下その例文を見ていきましょう♪
(参考までに各文下にネイティブが選んだ一番自然な表現も提示しておきます)
<1> Sorry I can't talk with you now. I (○have to/○must/○should/○need to) do my homework.
「ごめん今話せないんだ。宿題しないといけなくて」
一番自然: have to
<2> You (○have to/△must/○should/○need to) read the novel. It's so interesting. You'll definitely love it.
「この小説読まなきゃダメだよ/読んだ方がいいよ。すごい面白いから。絶対好きになるって」
definitely「絶対に」(→英語でどう言う?「絶対に・間違いなく・必ず」(第1313回) )
一番自然: should
*このように人に勧めたりアドバイスしたりするような文脈では、shouldが一番しっくり来ます。shouldは基本的に「~した方が良い」のように解釈してると一番理解がしやすいかと思います。逆に、強い義務感を強いる感じが強いmustはやや不自然な響きがします。
<3> You (○have to/○must/○should/○need to) listen to your teacher, OK? Behave well at school.
「先生の言うこと聞かなきゃダメよ、分かった?学校では行儀良くね」
behave well「行儀よくする」(→英語でどう言う?「行儀良くする」(第1968回)(behave) )
一番自然: have to
<4> I (○have to/○must/○should/○need to) clean my room. My parents will visit me tomorrow.
「部屋掃除しないと。明日親が来るんだ」
一番自然: have to
<5> If it's free, I want to try it. But, if I (○have to/○must/❌should/○need to) pay, I won't.
「タダならやってみたいけど。払わないといけないなら、やらないよ」
一番自然: have to
*ここは、ルール的な意味で「払わないといけない」と言っている感が強いので、「~した方が良い」を意味するshouldは不自然です。
<6> Soldiers (○have to/○must/△should/○need to) obey their superiors.
「兵士は上官の言うことに従わないといけない」
superior「上官」 obey「従う」(→英語でどう言う?「ルールは守らないといけない」(第1646回)(obey) )
一番自然: mustかhave to
*このようにちょっと堅苦しい文脈や、強い強制力を強調するような文脈にmustはピッタリです。
<7> You (○have to/○must/○should/△need to) be polite to elderly people.
「年配の人には礼儀正しくすべきだ/礼儀正しくした方が良い」
<8> If you need money, you (○have to/○must/○should/○need to) work.
「お金が必要なら働きなさいよ/働かないといけないよ」
一番自然: shouldかhave to
*shouldを使うと「働きなさい(または、働いた方が良いよ)」と勧めている感じ、have toを使うと「お金がない場合には働かないといけない」と一般論を言っている感じが出ます。
<9> You (○have to/○must/○should/○need to) break up with him. He'll cheat on you again. Find another man.
「そいつとは別れた方がいいよ。また浮気されるよ。別の人見つけなよ」
break up with「~と別れる」(→英語でどう言う?「恋人にフラれた」(第160回) ) cheat on「浮気する」(→英語でどう言う?「カンニングする」(第166回) )
一番自然: shouldかhave to
*アドバイス的な文脈なのでshouldはピッタリ来ます。また、「しなければならない」を意味するhave toを使うと、「絶対に別れないといけないよ」と義務的に表現する感じになるので、より強い意見を表現している響きになります。
<10> You sometimes (○have to/○must/○should/○need to) do what you don't want to do. That's life.
「時にはやりたくないこともやらなくちゃいけない。それが人生だ」
whatは関係代名詞のwhat(→英語でどう言う?「今できることをやるべきだ」(第238回) )
一番自然: have to
<11> My work starts at 7 am tomorrow, so I (○have to/○must/❌should/○need to) wake up early.
「明日仕事が7時から始まるんだ。早く起きなくっちゃ」
一番自然: have to
*shouldは「した方が良い」というのが基本的な意味なので、仕事が早くに始まるというこの文脈では、早く起きないといけないのは必須のことなので、shouldは不自然です。
<12> You (○have to/○must/❌should/○need to) be over 18 years old to take part in the project.
「プロジェクトに参加するには18才以上でなければいけない」
take part in「参加する」(→「オリンピックに出場・参加する」(英語でどう言う?第2099回)(take part in) )
一番自然: must
*ルール的な説明なのでmustが一番しっくり来ます。もし仮に、この文脈でshouldを使うとすれば、「参加するためには18才以上であった方がよい」という意味になるので、例えば、「楽しむためには18才以上の方が良いよ」とアドバイス的な感じになり、意図した意味とは変わってしまいます。
◆では、以下の結果を表にまとめます(^^♪
have to | 〇(12) △(0)×(0) |
---|---|
must |
〇(11) △(1)×(0) |
should | 〇(8) △(1)×(3) |
need to | 〇(11) △(1)×(0) |
(〇すごく自然、△やや不自然、Xすごく不自然)
have to | must | should | need to | |
---|---|---|---|---|
<1>宿題する |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<2>小説読む |
〇 | △ | 〇 | 〇 |
<3>言うこと聞く |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<4>掃除する |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<5>払う |
〇 | 〇 | X | 〇 |
<6>従う |
〇 | 〇 | △ | 〇 |
<7>礼儀良くする |
〇 | 〇 | 〇 | △ |
<8>働く |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<9>別れる |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<10>する |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
<11>起きる |
〇 | 〇 | X |
〇 |
<12>18歳である |
〇 | 〇 | X |
〇 |
以上のことから、
have toは全ての場合に使えることが分かりました。
have toを使っていれば全て自然な言い方になるので、
なにを使うのか迷えば、have toを使うようにしてください(#^^#)
ただ、それ以外のmust, should, need toも殆どの場合において、自然な言い方として容認されるので、使い分けを意識せずその場で思いついたものを口にするというようにテキトーに使っていてもたいていの場合は上手くいきます(笑)
なので、have to以外にもう使い慣れている表現があるという人は、別に無理にhave toに変えなくても、自分にしっくりくる表現を気楽に使い続けてよいでしょう(^^♪
ただ、唯一注意が必要なのはshouldです。
shouldはアドバイス的なことに使われることが多く、アドバイス的な意味から大きく外れる場合にはすごく不自然に聞こえることもあり、今回のテストでは、shouldだけが唯一3つもXが付いています。shouldは、学校文法で「~すべき」と習いますが、「~した方が良い」のようにとらえなおした方が実情には合うでしょう。
ただ、この問題もhave toを統一的に使えば、そうした細かい使い分けも意識する必要がなくなりますね(笑)
今回取り上げたhave to, must, should, need toについては、
細かい使い分けを詳述しているサイトや参考書は多く存在します。ですが、そのような違いは本当に微妙なものでコミュニケーション上で問題になることなどほぼ皆無なので、よっぽどの超上級者でない限り気にする必要などありません。
肩の力を抜いて気楽に自分流の話し方を楽しんでください(#^^#)
◆英文音声↓
以上です♪
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