こんにちは、english-chanです。

 

前回は中学3年生のルールを書きました。

今回は当時の中学1・2年生のルールです。

 

息子が中学1年生の時にある事件が起きました。

チャレンジテスト日に学年の生徒半分以上が欠席した中学校があったのです。

学校の先生が「体調が悪かったら受けなくてもいい」と言った。

「内申が下がりそうだから休んだ」と答えた生徒もいました。

別の2校の中学校でも大量欠席がありました。

休んだのは1・2年生です。

当時、3年生と1・2年生ではルールが違うかったからです。

 

当時の中学1・2年生のルールは、教育委員会が評定ごとにチャレンジテストの点数分布を整理した「評定の範囲」を決めていました。下に例を載せます。

 

    評定5  評定4  評定3  評定2  評定1

国語 100-67 97-52  86-30  68-10   53-0

   

評定の範囲と各中学校の得点分布に差異があり、評定の範囲に収まらなかった場合は、各教科の評価方法が見直され評定がつけられます。

 

つまり国語の通知表が 5 だった生徒がチャレンジテストで 66点 をとってしまったら、高校に提出される調査票(内申)には 4 がつけられるのです。

51点だったら 5 から 3 になります。

たった1回のテストで1年間頑張ってきた評価が下がるのです。

だいたい数%の生徒(クラスで1・2人)が該当するのですが、

それが自分かもしれないのです。

もちろん該当する生徒には連絡がいきます、通知表も4に訂正される学校もあります。

 

反対に上がることもあります。

国語の通知表が 4 だった生徒がチャレンジテストで98点をとったら、

高校に提出される調査票(内申)には 5 がつけられるのです。

しかし5教科の通知表がオール5の生徒は、チャレンジテストを受けると下がる可能性しかないのです。

 

中学1・2年生は個人戦と言われていました。

チャレンジテストで1年間頑張ってきた努力を無かったことにされてしまうかもしれない。

そしてテスト日に休めば後日再テストを受けることも無く、通知表に記載されている評価がそのまま調査票(内申)に記載されるのです。

いままでの努力のままの数字になるのです。

 

息子は5教科オール5でしたから、4に下げられる教科が出るかもしれない。

当日の調子が悪かったら全教科で4になるかもしれないのです。

副教科の内申が取れない息子の合計内申点を下げたくない。

 

葛藤の上、息子を学校に行かせましたが、無事に点数が取れるように願ってました。

大丈夫、息子は定期テストより実力テストの方が成績いいから大丈夫、と自分に言い聞かせてました。

息子は中学3年生の時にかなり悪い点数をとった教科がありました。

これが1・2年生の時なら確実に評価が下がっていました。

 

実際に知り合いにも内申が下がったり上がったりした生徒がいました。

チャレンジテストは、その学年で今まで習った範囲(4月~12月の既習分)の実力テストです。

定期テストが得意で実力テストが苦手なタイプは、もっと不安だったと思います。


そしてチャレンジテストの翌日、ニュースを見て驚きました。

テストを休んでいいなんて言う先生や本当に休ませる親はどうなっているんだ?

という内容が大半で、この1回のテストで内申が下がる可能性やテストを休めば今の通知表の評価が保証される制度のことは、ほとんど報道されていなかったからです。

 

昨年中学1・2年生のチャレンジテスト統一ルールが変更になりました。

中学3年生のルールと同じになり、個人戦ではなく団体戦になりました。

娘は中学1年生の時だけ個人戦で戦いました。

 

制度が変更されて、本当に良かったと思います。

コロナで春に授業が出来なくて、学校毎に進み具合が違い、

統一の範囲を指定しずらい環境だったからでしょうか?

しかし、今年もまたチャレンジテストと聞くと苦しかった日々を思い出し、胸が締め付けられます。

 

 

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