これもアベノミクスの一環? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします

こんなニュースがあった。

タクシー23業者是正勧告 近畿運輸局 最低運賃下回り営業継続

国土交通省近畿運輸局は22日、国が定めた運賃幅を下回る料金で営業しているタクシー業者に対し是正勧告を出す方針を固めた。対象となるのは、大阪と京都、兵庫、滋賀の2府2県で営業する23事業者。22日に対象業者を呼び出して文書で勧告する。(産経新聞より引用)

まあ別に議論する必要もないのだが…。

こんなバカな指導をしているらしい。まあルールを守らないのはいけないかもしれないが、実態も何も把握していないお役人が考え出した運賃を守れというほうがおかしいというのは誰もが思うことだろう。

初乗りの下限が京阪神地区では600円と定められているらしいがそれ以下の値段で運行している業者がたくさんいるらしい。

なぜそれ以下で運行するかというと単純にそれでないと十分な需要がないからだろうし、供給する側からいえばいろいろと努力してその値段まで下げることができているということだ。単純な話である。

まあ過当競争だとか言われている業界なので、そういった声に対応するために運賃の下限とかを定めたのだろうが、500円だったら乗るけど600円だったら乗りませんという人は結構多いと思うし、まあ600円になれば需要が減るのは言うまでもない。

過当競争を防ぐという目的がそれで達成されるかというと決してされないだろうし、需要が減ることでますます営業が苦しくなったり給料が値下がりする運転手が増えるだろうと思う。

個人的には初乗りなんか100円でいいと思う。そうすればちょっと200メートルだけどっていうときにもタクシーに乗りやすくなるし実際乗る人も増えるんじゃないだろうか。初乗りが高すぎるからなかなかみんなタクシーに乗らない→駅の前に長蛇の列→ワンメーターだと嫌な顔される(顔されそうだから乗らないでおく)という悪循環に陥っているような気もするんやけどなあ。

初乗り値段もっと下げて回転率を上げることを考えてもいんじゃないかなあと思うけど。

とか、まあそういう自由な発想が許されない。経営する側も利用する側ももちろん労働者にも何のプラスもない。こういったバカなことはさっさとやめてほしいものだ。アベノミクスとか言って言葉が独り歩きしているけれどもほんとにまともなことをやってほしい。