なんてことを言う人が多い。
日銀は意図的にデフレを作り出しているとか。。。
で、欧米ではマネーをじゃぶじゃぶにしてデフレにならないようにしているんだ。経済のコントロールに成功しているんだ!
という人が多い。
本当にそうなんだろうか?
イングランド銀行 (イギリスの中央銀行)を例に考えてみたい。
イングランド銀行はインフレレポートという経済予測を4半期ごとに発表している。2009年8月時点での彼らのインフレの予測と実際にインフレ率がどういう経路をたどったかを見てみると・・・
黒の太線が実際のインフレ率の動き。(パソコンのスキルがないので汚いものになってしまった。すみません)
BOEによる予測が赤の部分で、メインシナリオは濃い部分。
彼らのメインシナリオをはるかに上回るペースでインフレ率は推移している。
直近2011年11月の予測でもインフレ率は徐々に下落していくと予測していたが、12月のCPI(消費者物価指数)はいきなり3.7%と予想以上に上昇し大外しとなっている。
このことは以下の疑問を投げかける
①海外の中央銀行はマネーをじゃぶじゃぶに供給して日本型のデフレに陥らないようにうまくインフレ率を制御しているという識者は多い。
本当にそうだろうか?少なくともBOEに関してはインフレ予測をはずし続けている。うまくインフレ率をコントロールしているとはいえない。
日本人がせいぜいチェックするのはアメリカくらいなもんだから適当に言っておけばよいという人間は多い。マスコミ同様にそういった御用学者やなんちゃって評論家には注意が必要だ。
②インフレになった時点でインフレをうまく制御すればいいというリフレ派は多い。
彼らに言わせれば日銀よりも優れているということになっているイングランド銀行はどうもインフレの制御に失敗しそうな状況になっているがこれをどう説明するのか?
③中央銀行の経済予測なんて所詮当てにはならない。中央銀行に不満があるならば、リフレ政策を押し付けるのではなくて、それを市場経済に任せる形の改革(極端な例では金本位制)などを訴えるべきだろう。
しかもイギリスの2010年4Qの成長率は前期比でマイナスに落ち込んだ。個人的には12月の大雪の影響が大きいので心配の必要はないと思っているが、いずれにしても給与の伸びもインフレ率を下回る中でスタグフレーションの可能性も出てきている。
当然、中間層や貧困層がこういったインフレによって最も打撃を受けるのは言うまでもない。
リフレを叫んでいる人たちはもっと世界の情勢に目を向けた方がいいと思う。
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