イギリス 子供手当てに所得制限の方向 | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「NY 編」

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ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々と。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生ですがそれでも少しでも何かを伝えていければと思っています。よろしくお願いします



日本はこんな感じみたいですね。

イギリスでは子供手当てに所得制限をつける方向をキャメロン首相は打ち出した。
さすがに、マニフェストにまったく触れられていなかった項目らしく、批判の声があがっている。


それはそうと、
イギリスでも子供手当てが実際は子供のために使われていないという批判があるらしい。
実際、子供手当てのかなりの部分が親の飲食費や被服代にあてられているという。(特にシングルマザーの場合にひどいとか)

まー、どこの国でも同じだなあと思う。しかし、同時にこの批判は正しいようで正しくない側面もある。

ちなみに、僕は子供手当てそのものはあまりいい政策とは思っていない。ここから先の議論は僕がどう思うかを必ずしもあらわしてないので注意して読んでもらいたい。ある意味頭の体操です。

たとえば、
子供が2人いて4人家族で収入(手取りで)400万の家庭Aと、子供なしで収入が400万の家庭Bがあったとしよう。
たとえば家庭Aではお父さんのお小遣いは月2万円。子供2人にかかる費用が月に5万としよう。
家庭Bは子供がいないのでその5万円も折半してお父さんの小遣いは月4.5万円だ。

ここで、子供手当てがもし子供一人当たり月に2.5万円支給されたとする。
そして、そのお金を家庭Aの両親は自分たちの小遣いにしたとしよう。
そうすると、家庭Aのお父さんの小遣いは4.5万円になり、家庭Bのお父さんの小遣いと同じになる。

これって「子供手当てはギャンブルやお酒とかに消えるから意味がない」という文脈で批判されるべきことなのだろうか?

何のための子供手当てか?というところの前提をおかないといけないだろう。

『少子化対策』ということにしよう。

もちろん、微々たるお金をもらえるから子供を生むわけではないという批判は正しいと思う。それに、日本の財政を考えれば子供手当てなんて続かないかもしれないと普通の人なら判断するだろうし・・・。

それらの批判はおいておく。

お金を子供がいる家庭に配ることで両親の暮らしが楽にならば、それは子供を作るインセンティブになるということだ。だから、その点から言えば、子供手当てが親の遊び代になっても大きな問題はないだろう。(もちろん、ここでの反論は『それはそうだが、効果のほどは?』というものだろう。)

だって、子供手当てをもらったおかげで家庭Aのお父さんはようやく子供のいない家庭Bと同じだけの小遣いになったのだ。普段は育児も忙しい、休日もゆっくりできないかもしれない。将来日本を支える子供を二人も育てている。家庭Bのお父さんとは違うわけだから。子供を作るメリットが薄れている現代においては家庭Bのお父さんの生活がいいなあと思う人も多いのではないだろうか?

もちろん、経済状況が厳しい家庭が多く子供が満足な教育などを受けられないから配るという趣旨ならば・・・。
子供手当てが親の遊び代に消えるのはおかしいという議論になるだろう。その場合はキャッシュでなくて教育バウチャーのほうがよりいいだろうし、所得制限を設けるべきということになるだろう。

とまあ、考えてみたんだけど、そう考えると『単純に』親の遊び代に消えるから子供手当ては意味がないという批判はあたらないような気がする。かといって、僕は子供手当てにあまり賛成ではない。ここから、子供手当ては必要か?という議論を始めると話が長くなりすぎるので、今日はこの辺にしておく。

子供手当てなんか意味ないぞという反論は僕も同意見なので書かないでください。笑。それから前提条件を変えれば子供手当てが親の遊び代に消えるのはおかしいという意見も成り立つとも思っています。

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