みなさん こんにちは
「フレグランスソープフラワー」とは、石鹸の素材から作られた
主に鑑賞を目的とした香り付きのお花のこと
7月に入院手術をした家人に大学時代の友人から
先日、快気祝いにと贈られたもの
男性から男性へ花を贈る光景は、なんだか心和む瞬間でした
ほのかに香るシャボンの香り
香りがなくなったら石鹸として使えるよ、と贈られたときに説明を受けていました
ということで、きょうは石鹸がわりに使われる植物をアップします
全草にサポニンを含み、石鹸がわりに使われる「サボンソウ」
「サボン」とは、ポルトガル語の「サボン‘sabão’」が由来で石鹸を意味します
全草(特に根の部分)にサポニンと呼ばれる
界面活性作用のある物質(洗剤の成分)を多く含んでいます
実際に葉を揉むと、石鹸のようによく泡立ちます
古くから、ヨーロッパでは石鹸や咳止めの薬として用いられてきたそう
現在は、「ソープワート」という英名でハーブとして流通しています
ヨーロッパ〜中央アジアが原産地のナデシコ科サボンソウ属の多年草
草丈は30~90cm。よく枝分かれをし、匍匐して広がります
葉は細長い楕円形で、対生。葉先は尖り、縁に鋸歯はありません
開花時期は5月~7月。白または淡紅色の5弁花を株いっぱいに咲かせます
写真は、6月に東京都薬用植物園で撮ったもの
i.s