みなさん こんにちは
きょうで5月も終わり
そろそろ梅雨の季節がやってきます
きょうは梅雨が近づいてきたなぁと感じる花をアップします
独特な香りを放ち、コンクリートの割れ目からでも
力強く生えてくる「ドクダミ(毒痛み)」
ハート型の葉の先端に、十字型の白い花を咲かせます
日本、東アジアや東南アジアが原産地のドクダミ科の多年草
日陰や湿地に自生します
草丈は20~40cm。葉は先の尖った心臓形で、互生。葉質は柔らかい
開花時期は5月~6月。茎先に十字型の白い花を咲かせます
花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるもの
花の真ん中に見える黄色い部分が花ですが、花弁も萼片もありません
種子は不稔性(次の世代の子孫を作れない)
名前の由来は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転じたもの
ドクダミの葉は特有の臭気があるため、毒が入っているのではないかということで
毒溜め(ドクダメ)と呼ばれるようになり、それがドクダミになったとも・・・
そのほかにも名前の由来には諸説あるよう
生薬名を「十薬(じゅうやく)」と呼ばれますが
健胃、利尿、毒消しなど、その薬効は十を下らないとか
ドクダミは夏の季語。 俳句では十薬がよく使われるといいます
写真は、先日訪れた神代植物公園の植物多様性センターで撮ったもの
じめじめした所に生えている嫌な匂いの草花のイメージが強いですが
初夏に咲く白い花は爽やかで心癒やされます
i.s