「失敗したらどうしよう」
「断られたらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
何だかよく分からないけど怖くて仕方がない。
恐怖に支配されて動けない。
それが１０年前の僕でした。
「こんなハズじゃなかった」
理想と現実のギャップがどんどん膨れ上がっていく・・・
もう取り戻せないかもしれない。
周りの友だちは結婚してマイホームを買い、役職に就いて家族のためにせっせと働いていいる。
「何とかしないとまずい」
３０歳という響きに漠然とした不安を抱き、今度こそ生まれ変わると本気で決意しました！
・心理学
・コーチング
・自己啓発
・スピリチュアル
・成功哲学
・武道や筋トレ
・瞑想、内観
・呼吸法
・怪しいセミナー（宗教？）
etc...
弱くてダメな自分を変えるべく、良さそうなやつを手当たり
次第に試してみるも、全然自信が付かない！！！
いや、むしろどんどん悪化してる。
仕事も人間関係もお金も、絵に描いたように壊れていく。。。
そんな時、「潜在意識のメンタルブロックを解消する」という
エネルギーワークに出会う。
・・・胡散くせぇ！！！
でも気になる。
「まあどうせダメでも、失うのはちょっとの金だけだし」
この時点でもう既に散々試しているので、全く期待せずに
受けてみる。
ビックリした。
「確かにエネルギーを感じるし効いてる！分かる！」
これならいけるかもしれない。
ついに希望が見えた。
やっとこれで地獄から救われる。ﾎｯ
甘かった。
確かに効果はあったが現実を好転させるほどじゃない。
ただ、１番効果はあったし面白かったのでこの手法に
頼ることにした。
「メンタルブロックが消えれば本物の自信が手に入る」
「そうすれば一気に逆転できる」
本気でそう信じていた。
（結局これも逃げだったが・・・）
ところが状況はさらに悪化する。
神頼みのようにブロック解除に没頭し、気付けば収入も
なくなって引きこもりのような生活に。
この頃から親とのケンカが絶えなくなる。
口を開けばケンカの日々。
「俺が今こんなに苦しんでるのはオマエらのせいだ」
「俺を否定し続けたからだ」
「間違いを認めろ！謝れ！」
涙ながらに何度も訴えた。
頑として認めない父親。
ごめんねごめんねと泣きながら謝る母親。
責めたって仕方がない。
許しや感謝が必要なのも分かってる。
でもできない。
憎い
悔しい
許せない
そんな毎日を繰り返していると次第に
・自分がどうして生きているのか
・何のために生きているのか
それすら分からなくなってくる。
「俺が死んでも誰も困らないなぁ・・・」
そんな考えが１日中頭の中をぐるぐる回る。
でも、死ぬ勇気もない。
どんどん人目を避けるようになって深夜に外出したり、
家から１歩も出ない日が増えていく。
「何で俺だけこんな目に遭うんだよ」
「どうして俺なんだよ」
「神様とか何だよフザけんな」
ぶつけようのない怒りと憎しみ、絶望。
そんな、ただ息をして糞をするだけの生活を２年ほど
過ごしていたある日、学生時代の友達が死んだ。
自殺だった。
葬儀は身内だけのものだったので、他の友達と相談して
仏壇に手だけ合わせることにした。
正直まだみんなには会いたくなかったけど、さすがに
そこは勇気を出して精一杯の空元気を振りまいた。
家に着くとその子の両親が玄関先で待っていて、ひと言
ふた言挨拶して仏間に案内された。
遺影の他にたくさんの花や写真が飾られているけど、
不思議とこいつが死んだ実感が沸いてこない。
どこか夢見心地なまま、みんなが拝み終わったので
ご両親が当時の状況を話し始めた。
最初は冷静だった口調も徐々に感情が高まってきて、
お母さんは泣きながらその場に崩れ落ちた。
「あの子に何もしてあげられなかった」
「何をしてあげたら良かったのか未だに分からないし、
どうしてこうなったのか全然分からない。」
ずっと、どうしてどうしてばかり言っている。
何も答えられない。
みんなも何て言っていいか分からず、一緒に泣き
出した。
「たくさんの人が来てくれて、この子はこんなに
愛されてたんだって嬉しかったし誇らしかった」
「でも、死んだらなんもならん！
親より先に死ぬなんてこの親不孝もんがっ！」
お父さんも我慢できなくなって、とうとう爆発した。
声を殺して泣いていた。
あぁ、本当に死んでしまってもう居ないんだなと
実感した。
ボロボロ泣いた。
その子はいつも明るくて、気遣いのできる優しい子
だった。
姪っ子と楽しそうに遊んでる写真もあったし、両親も
２人ともとっても優しそうで、本当にどこにでもいる
ごくごく普通の親という感じ。
特にお母さんは荒れた指と割烹着姿から、家事を
一生懸命やっているんだろうなってのが伝わって、
母を思い出させた。
両親とのケンカが絶えなかった僕も、この２人の
言葉と涙に胸を打たれながら家に帰った。
今はまだ何もできてないけど、その親不孝だけは
絶対にしないと心に誓って。
それでも、その後もやっぱりケンカ続きでした。
（人間そんな簡単には変われない笑）
頭で分かってても「許せない」「憎い」という思い
が強く、つい責めてしまう。
そんな感じでグダグダと紆余曲折しながら、心や
生活が安定するまで数年の月日がかかりました
が、結局なんやかんやでエネルギーワークには
救われました。
もちろん、エネルギーワーク「だけ」ではすぐに
行き詰まったので、
・ブロックの原理
・脳の仕組み（生物学とか）
・体の使い方（チャクラやクンダリーニ）
・宇宙の法則
・エネルギー論（量子力学）
など、どうすれば最も早くブロックを解消できて
「自信がある」状態になれるか？
研究に研究を重ねてきました。
その結果、
【体と心と潜在意識（情報空間）】
を三位一体として捉え
バランスよく鍛えるのが最も効果が高い
という結論に至りました。
体だけ鍛えてもイマイチだし、心だけでもダメ。
ヒーリングだけやってても期待するほどの効果は
得られない。
【体・心・潜在意識（情報世界）】はそれぞれ密接
に繋がっているのに、
切り離して考えようとするから上手くいかない
というのが、現時点での僕の仮説です。
ブロックは潜在意識領域に存在しているので、
直接アプローチできるエネルギーワークの力は
かなり重要です。
ほんと偉大。
エネルギーワークを開発し発展させてくれた人、
ありがとう！
あなたたちのおかげでブロックを解消できて、
ガンガン行動できるようになりました。
心も体も軽い軽い♪
ただ生きているだけで毎日楽しいし、たいていの
事は笑い話になる。
許せるようにもなったし心から感謝もできるように
なった。
（頑張らなくても自然と）
本っ当ぉ～～～にありがたい
きっとエネルギーワークに出会っていなければ、
一生親のことを恨み続けていたんだろうなって
いつも思う。
ドン底の最悪な時期には「２人（両親）を殺して
俺も死のうかな」ってぐらい思い詰めてたので。
ただまあ、それも笑って話せる過去のことに
なったので（おい）
せっかくこんなにめちゃくちゃしんどい思いを
して積み上げてきた知恵と経験を
「１人占めしてたら勿体ないなー」
そう感じるようになってきたので、ココナラで
ｅラボを始めました。
色々と余裕が出てきたって感じです♪
そしてもう１つ
「もし、あの時俺が勇気を出していれば、
あの子は死ななかったんじゃないか」
という後悔。
あの日以来、トゲのように僕の心に突き刺さった
ままです。
もちろんそんなことはないと思います。
僕は神様でもなければ万能でもない。
完全に思い上がりです。
（分かってます）
でも、
何もせずに友達を死なせてしまった「弱い自分」を
許せない。
許しちゃいけない。
だから毎日、昨日よりも１mmでも成長して強くなって
ほんの少しでも誰かを救える存在でありたい。
そんな使命感みたいなものも、ちょっと持っています。
もし今、これを読んでいるあなたが当時の僕と同じような
状況であったとしても大丈夫です。
必ず道はひらけます。
どんなに「絶望だ」と思っていても「希望」は必ずあります。
それは、すぐ目の前にある何気ないものです。
（見落としやすい）
こーんなダメダメな僕にもできたのですから、あなたに
できないわけはありません。
絶対に大丈夫です。
最後に
これは完全に余談ですが、
「杉本さんスゴイですね」
「私には真似できません」
最近こういう風に言われる機会が増えてきましたが、
全然そんなことありません。
（クンダリー二上昇体験者の声９名とか）
たくさん練習したから、エネルギーを人よりも多少
上手く扱えるってだけのことです。
この通りすっごいダメダメだし、今もまだ弱い部分
があるし、たまに逃げたりもします笑
テーブルの角に足の小指ぶつけてのたうち回るし、
絵なんて死ぬほど下手くそです。
特別でもなければ偉くもなんともありません。
（当たり前ですけどね）
ただ
ブロックが無くなってきて、辛かった時期や弱かった
頃の「あの感覚」を少しずつ思い出せなくなってきて
いるのも事実です。
ものすごく嬉しい反面、共感できる感受性は減って
いく一方なので、もう一度初心に帰るという意味も
込めて書き出してみました。
思い出しながら、ちょっと泣いてしまったのは内緒
ですよ？笑
それでは
長くて暗ーいオチのない話に最後までお付き合い
いただき、ありがとうございました。
次回からはいつも通りおフザけMAXでいきます♪