1月の薬膳 | エネルギーコンサルタント 菜夏山千晶

エネルギーコンサルタント 菜夏山千晶

エネルギーコンサルタント兼ヒーラーとして、のべ3000人の方に本当の癒しを体感して頂くセッション・セミナーを提供。 スピリチュアル漢方&薬膳スタイル講師としても各種講座を開催。

1月は冬本番の季節で、寒さや乾燥が厳しくなる時期です。薬膳では、この時期の冷えやエネルギー不足を補いながら、冬に弱りやすい「腎」を強化することを目的とした食材や調理法を取り入れるのが基本です。

薬膳


1月の薬膳の基本
1. 体を温める
冷えが体に悪影響を及ぼすため、温性の食材や調理法を活用。 

2. 腎を補う 

冬は腎の働きが弱くなりやすいので、腎を補う食材を選ぶ。

3. 滋養と保湿
冬の乾燥やエネルギー不足を補うため、潤いを与える食材を摂取。 

4. 免疫力の向上
風邪やインフルエンザの予防も意識する。

1月のおすすめの食材
1. 体を温める食材
生姜: 血行促進と冷え対策に効果的。 
ネギ、にんにく、唐辛子:温性で体を温め、風邪予防に役立つ。 
シナモン:血行を促し、冷えを改善。 
羊肉、鶏肉:動物性タンパク質で体を温める効果が高い。

2. 腎を補う食材
黒豆: 冬の腎を補い、体力を維持する。 
黒ごま: 腎を強化し、老化防止にも役立つ。 
クルミ: 滋養強壮、腎を養い脳の健康を守る。 

海藻類(昆布、わかめ): 腎を助け、体の水分バランスを整える。

3. 潤いを与える食材
白キクラゲ: 肌や喉を潤し、冬の乾燥に対応。 
里芋: 胃腸を優しく温めつつ潤いを与える。 
ナツメ(棗): 血を補い、潤いとエネルギーを供給します。 
ハチミツ: 喉や肌の乾燥を防ぐ。

4. 免疫力を高める食材
キノコ類(椎茸、舞茸、エノキ): 免疫力を高める効果がある。 
山芋(長芋): 滋養強壮と消化吸収を助ける。 
カボチャ: ビタミンが豊富で免疫力を向上させる。

おすすめの調理法
1. スープや煮込み料理
消化に優れ、体を芯から温める。 
例: 生姜と鶏肉のスープ、黒豆入りスープ。

2. 蒸し料理
食材の栄養を逃さず、温かい状態で食べられる。 
例: 白キクラゲとナツメの蒸しデザート。

3. 鍋料理
多くの温性食材を一度に摂取でき、冬に最適。 
例: 羊肉の薬膳鍋、キノコたっぷりの鍋。

4. 温かい飲み物
冷えを防ぎながら、乾燥対策としても効果的。 
例: シナモン入りハチミツ生姜茶、陳皮(干したみかんの皮)茶。

黒豆とクルミのお粥のレシピ
【材料】
黒豆、クルミ、もち米、ハチミツ

【作り方】
 1. 黒豆を前夜から水に浸しておく。 
 2. 黒豆ともち米を鍋で煮込み、お粥を作る。 
 3. クルミを加えてひと煮立ちさせ、ハチミツを添えて完成。

✿生姜と鶏肉のスープ
【材料】
鶏肉、生姜、ネギ、干し椎茸、ナツメ、塩

【作り方】 
 1. 鶏肉を湯通しし、臭みを取る。 
 2. 生姜、ネギ、干し椎茸、ナツメと共に鍋で煮込む。 
 3. 塩で味を整える。

1月の薬膳では、体を温めながら滋養を補い、冬の寒さに耐えられる体を作ることが大切です。冷えや乾燥に対抗する食材を取り入れ、内側から健康を支えましょう。