先日、クライアントさんが、とてもお疲れで、「どうしたんですか?」と聞いたところ、「もう何ヶ月も前の事になるんですけれどもコロナに感染したんです。」とおっしゃっていたので、ちょっと体内を見せて貰いました。
すると、各臓器に水分が全く行き届いていませんでした。
大げさに言うと、
干からびている
という言葉がピッタリでした。
クライアントさんに伝えると、
「療養中は水分もたくさん補給したのに、何ケ月も経ってまだ足りないのでしょうか?」と。
回復後も、まだまだ炎症が起きていたので、潤いが無くなっていているので、体にしっかりと潤いを与えるようにして下さいとお伝えしました。
そして、
何がこの身体に浸透してくれるんだろう?
と聞いてみると、
白菜と蕪という答えが返って来ました。
白菜は身体の熱を取るという効能があるんですね。
白菜というのは生薬としても使われていて、風邪の治療に、白菜の根っこ•白ねぎ•生姜を合わせて煎じたものを服用するようです。
熱を下げ、咳の粘膜の炎症を鎮めることから、「葛根湯」と同じく風邪の予防に効果があるといわれています。
白菜は野菜の中でも水分が多く、ビタミンCや食物繊維カリウムなどの有効成分をまんべんなく含んでいて、加熱して食べると、かさが減るの大量に食べることも出来ます。
そして、内臓に溜まった熱、特に胃腸の熱を取り去るため、消化器のはたらきを正常にします。
栄養学では、セレンという成分が他の野菜と比べるとたくさん含まれていること分かっています。
医学的には、セレンは甲状腺ホルモンの活性化には必須で、抗酸化作用があり組織細胞の酸化を防ぐ働きをします。
また、水銀などの有害物質を無毒化にしてくれ、血栓症の予防にも役立つ注目されている栄養素です。
セレン自体は、加熱すると効果が減少するので、生で食べるとよいのだそうです。
そして、蕪は五臓を補う食材で、胃腸を温めてくれ、葉っぱも栄養が集まっています。
これだけでも、免疫力アップにもつながりますね。