彩愛saiai  予告 | 遠藤一平のブログ

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率直に思ったことを適当に綴ってます。極私的散文


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この作品はほんとにひょんなことから撮ることになった映画。

脚本を貰ったのが撮影の2日前。

なぜなら、監督が突如降板してしまったのである。前任の監督がスタッフを率いていたので当然ながら

主力スタッフは全員前任の監督と共に降りてしまっている。

撮影2日前、突然プロデューサーから緊急事態が発生し助けて欲しいと呼び出され、製作会社にいくと

緊急会議が開かれていて、脚本を手渡され、明後日から撮影できないかと聞かれ、この危機はあなたに

しか打開できない、とおだてられ、さっさと気持ちよくなり、やってみましょう、と勿体ぶりながら

承った・・・

しかし、脚本は手直しが必要、スタッフは不在、ロケ地を把握してる人がいない、役者と顔合わせも

読み合せもできない、どうするオレ・・・

と思ったが、脚本がシンプルだったので、現場で演出すればなんとかなると割り切った。

1日脚本を読み込み、臨時に集められた少数のスタッフと共に香盤表をたよりに撮影に臨んだが、

ロケ先のホテルやハウススタジオ抜かして、ほぼゲリラとなり、凄まじい勢いで私自らがカメラを

まわし、どやし、徹夜の連続でなんとか数日間で撮り終えた。多分1週間くらいだったか・・・

撮り終えた。が、ポスプロは一切行われる気配がない。監督、撮影、編集、整音、音効、カラコレ、

全部一人でやれというのか・・そんな無茶は商業映画ではないだろう・・と思っていたら、

暗黙のうちに、全部一人でやることになっていた。ほんとにこんなでいいのか、と不安だらけで

作業を進めている。実はまだ最終的な作業が続いている。監督協会の知人が手を差し伸べてくれたが

お礼ができる状態ではないので、丁重に断りつつも、電話で何かあった時の相談しながらの最終作業。

持つべきものは見識と良識と組織力か・・

役者さんが全員大変だったと思うし、臨時に集った私の教え子の役者の卵のスタッフたちの努力が報わ

れる為にもなんとか独りで形にだけはせねばと仕事の傍ら迫り来るデットラインに向かってちょくちょ

く作業しております。とてもシュールでフールで風変わりな残酷ラブストーリーです。脚本家はこれで

デビューした田村あまねさん、彼女自身が今回臨時の助監督でした・・・主演の井上うららちゃんも

素直で明るいグラビアをメインで活動してる新人の役者さんです。

なんとか完成してもらえないか的な依頼による突貫工事で制作した映画ですが、初体験だらけのことが

多々あった思い出深い作品であることは事実です。

テレビドラマ1話分くらいの時間しか猶予がなかったので、役者さんも短期間で大変だったと思います

が、エド・ウッドみたいなカルト作品になってくれないかとこっそり祈ってます。

今回学んだのは、まあ、弘法、筆を選ばず。ですかね・・・通常、数十色絵の具が必要な筈のところに

2、3色しか絵の具がありません、と言われれば、それでも絵を描けるのがプロだと自覚しました。

映画の場合は現実的に物理的に必要なことは多々ありますが、根本的に理屈はおなじですね。2,3色

の絵の具で描く絵の良さを模索すること、がクリエーターの仕事でしょう。ブログ的能書きばかりで

すみませんが、こんな映画もこっそり創っておりました・・・・・・・・・・

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