海鳴 (21) | 暴走列車が通過中

暴走列車が通過中

歴史人物をイラスト化したりしています。
弥生時代・神武天皇紀『海鳴』は完結いたしました。

言いたい放題の日記も随時更新中。

最近は「どうぶつの森」ネタ多め。

 

岩長姫 「タナはさ… 金管伽耶の人なんだよ」

 
佐紀 「金管伽耶…?」
岩長姫 「そう、鉄の国さ」
佐紀 「鉄の国…」

岩長姫 「武は伽耶と倭国を行き来していて、タナはその貿易の通訳として武が連れてきたんだ」

 
岩長姫 「2人とも大和のために動いていたのに、何故だろうねぇ…」

岩長姫 「ツクシや豊浦が貿易発展すればするほど、大和から冷遇されて…」

 
岩長姫 「挙句、裏切られるとはね…」

 
佐紀 「タナの覚悟は、私がどうこう言えるわけじゃない…」

 
佐紀 「でも彼は目が見えないのよ…ほとんど戦えるはずがないのに…」

佐紀 「私に何ができるんだろう」

 
佐紀 (紀の国からどうするの…?
 近江に入るの?
 毛野に助けを求めるの?

 そうして大和や吉備を攻めるの?

 わたしが近江の姫なら、何ができる?)

 
佐紀 「?」
岩長姫 「何か外が騒がしいね」

隼人 「2人共、早く出ろ。出港するぞ」
佐紀 「え、もう!?」
岩長姫 「何の騒ぎだい?」