『マスコミと官僚の「無知」と「悪意」』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。



『マスコミと官僚の「無知」と「悪意」』

高橋 洋一、産経セレクト、2020年




高橋先生が夕刊フジで連載中のコラム「『日本』の解き方」をベースに加筆したという一冊。マスコミ官僚のアレやこれやを短くタイムリーに扱っています。



大阪都構想における毎日新聞の「捏造」報道や、福島原発の処理水の海洋放出への風評。池上彰さんの間違いを糺されていたり、「検察庁法改正案に抗議します」のTwitterデモとか、愛知県知事の
リコール活動の本質について、日本学術会議の任命についてのワチャワチャ。あとはコロナ禍における経済やデジタル化についてなど。タメになるお話満載ですねぇ。

消費税の内訳って、国税と地方税に分けられるんですね。恥ずかしながら初めて知った。



普段からマスコミについていろいろと発言をされてますが、役人時代に実際にマスコミと接していた体験がもとになってるそうですね。

まあマスコミにしても、記者クラブが報道の自由を下げていると指摘されちゃっているのだから、改善していかないとマズイですよね。自分たちの企業は女性役員がいないのに世間にはジェンダーがーって声高に叫んでるのもダブスタ全開だし。

コロナ禍の初期に、安倍前総理が先手を打って学校の一斉休校を実施したらけっこう批判出ましたよね。後手後手だと批判するし、先手を打っても批判するし笑



高橋先生は政府の仕事も多く経験されていて、実務レベルでの解説をしてくれるので、陰謀論皆無で聞きやすいです。

まあ、好き嫌いの分かれる方かも知れませんが、情報はもらっといて損はないですね。