この話は、縁を予約したお客様より聞いた話です。
3月12日(土) ご両家の顔合わせの食事の場として縁をご予約されていた若い二人がいました。
予約の前々日までお食事の打合せをしていた若い二人に神様は試練を与えられます。
この試練に答えはないかもしれません。
この試練を放棄する事も出来ません。
この試練を乗り越えた若い二人に待つ現実も予想できません。
しかしながら、突然の試練を与えられた二人は現実に立ち向かう気持ちで行動に移しました。
突然の試練とは、平成23年3月11日(金) PM2時45分頃、東北地方で発生した大震災です。
そしてこの東北地方に若い二人のうちの一方の家族が住んでいて、若い二人の門出を祝う為、
3月12日に知立へ来てご両家の挨拶をする予定でした。
若い二人は縁に事情を説明してキャンセルの電話をしました。
縁では若い二人の気持ちが充分過ぎるほど伝わり、キャンセルを快諾しました。
そして若い二人は連絡のつかない一方の両親のいる東北へ向かわれるとの事で縁のスタッフは「どうかお気をつけていってらっしゃいませ」と一言掛けたそうです。
この話に続きはあると思いますが、縁で聞けたお話しはここまでです。
しかしながら、綺麗事じゃなく、本心で行動する若い二人の話を聞いて、「何とか無事に生きてて欲しい。」この気持ちはお話をきいた直後より強く願っています。
どうか、どうか、無事でいらっしゃる事をお祈りして。
また、一人でも多くの命が救われますようにお祈りして。
同じ日本人として。
同じ地球に生きている人間として。
同じ時代に遭遇した者として心よりお祈り致します。