私立中高一貫校を受験した(する)ことのある親なら見たことのあるだろう番組BSテレ東のTHE
名門校。
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/meimonkou/
昨日は埼玉県の私立栄東(さかえひがし)中学高校。
中学受験をさせたことがある保護者なら、南関東のお試し受験校として有名なところだと知っているだろう。そうでないと、受験生が約1万4千人も殺到しないし、試験日当日JR東大宮から受験生の行列や駅の大混雑を招いたりしない。
私立中高一貫校に通っていた娘が完全不登校になると、この番組の見え方が一変するなと思った。
私立の宣伝番組。
私立中高一貫校の宣伝によくありがちな、
東大早慶上理はたまたGMARCHの合格者数、アクティブラーニング、施設の豪華さ、グラウンドの広さ、生徒の賢さ、ネイティブ教員による英語教育。
そして、今回は東大よりも世界大学ランキング
が上位のハーバード大学を狙う高校生の話。
子どもが不登校になってしまうと、そんなキラキラ話が白々しいというか、華々しい成果をあげる子どもがいる一方、学校に来られなくなって辞めてしまう子どもたちもいるんだろうな、と想像してしまう。
ハーバードを狙う生徒さんは、たくましくて自分の意志で動いて、とても好感が持てた。
エッセイとか面接とか頑張って欲しいな。
しかし、東大の合格者では他の学校に敵わないから、うちはハーバードを目指せますよ的な。
どこまでも世間(私立に通わせるようなお宅)は偏差値ランキングの高い大学に価値をおいていて、まあそれは厳然たるニーズで就活においては理にかなっているのだろう。
一方、学歴コンプレックス、挫折感がつきやすいのもこの学校歴競争。
中高一貫校に入り、更に勉強を続ける意志がないと中だるみしやすい。医師、宇宙飛行士になるなどの目標もないと、挫折しやすい。
どの生徒さんも、自分の目標を自分の意志で達成して、自信をつけて欲しいな、
と思いながら見ていた。
挫折したときに、励ましてくれる、リカバリーを手伝ってくれる環境なのか?とも思いながら見てた。
ガンバレガンバレ、受験生。
ドラマにもなった中学受験の過酷さ、塾のあり方、子どもの成長を描く物語