最近,たまに,学校に行けなくなってからの中学校生活について

ポツポツと娘が話すことがある。

今まで,禁句だった領域な気がして

私は,あえて,中学校生活や高校生の話は,避けてきた。


今でも,たまに「女子高生」になれなかったことを悔やみ,悲しみ

何かの拍子に突然体調を崩すことがある。

そのきっかけは

たいていテレビなどで女子高生の楽しそうな姿を目にしたこと。

「制服が着たかった」

「学割定期が欲しかった」

「生徒会に参加したかった」

などなど…


きっと,この気持ちは,大人になっても癒されることはなく

たまに思い出しては,心の奥がチクチクと痛むのだろう。


だけど,中学校生活については,

「あの時は,いろいろ苦しかったけど

 今考えると,大したことじゃなかった気がする」

と,この間も言っていたのだ。


少しずつ,過去を振り返り,

自分の言葉で語り直し

「これでよかったんだ。これから頑張ればいいんだ。」

と娘が少しでも心から思えるように

私は,ひたすら黙って,娘の話を聞いている。