心学「学問」

 

本来の学問とは自分自身の仁徳を高め、

 

社会や周囲の人間に迷惑を掛けず、

 

少しでも役立つ人間を目指すことにある。

 

聖賢の心を学び、利他を重んじ、仁徳の道を歩む。

 

最近では専門的知識を得ることを学問というようになったが、

 

本来「学問とは人としての所以を学ぶこと」である。

 

世に名を残した偉人たちも自ら学問の道を選び、

 

実践を行い、常に自省の心を忘れず、世に尽くした。

 

日本では聖徳太子から始まり、

 

徳川家康によって国の基本教育政策となった。

 

古臭い、面倒、実質的ではないと批判もあるが、

 

学ぶことのない人が評価しているだけである。

 

内村鑑三氏の著作「代表的日本人」を読むと観えてくる。

 

後に儒学と仏法が結びついて、日本人の精神構造にもなっている。