心学「心の質量」
人生には多くのことが起きる。
そのたびに心が揺れ動いたり、慌てたりすることがあれば、
心身共に疲れ、自分自身が最も損をする。
まず、腹が立ったら、相手を憎むのではなく、
自分自身の心を省みて、心の質量を考える。
すぐに腹立つ人間、すぐに恨みを持つ人間、
妬みや僻みの心を持つ人間、人はそれぞれの感情を持つが、
いつもそのような感情であれば、自分自身が疲れるだけ。
自分を愛する、自分を大事に思うならば、
心疲れる感情の質量を省みて、
心の修養を行い、仁を以って和の心を持つ。
生きていれば、その試練は止むことはない。
その試練を修養の好機と思い、まずは心の乱れを抑え、
小さい心の器が生じないようにする。