旅と言う言葉は既に死語になっているのか?


少なくとも、訪ねると言う表現もダメかもしれない。


そう感じたのが、JRの時刻表を見ると在来線が終わっている。


長距離の方は新幹線へ!と言わんばかり


かつては、特急列車や急行列車、長距離普通列車など


山男や金の無い学生など、木造客車の床に転がって、夜明けの新宿に


機関車の轟音と共に転がり込んで来る。


東京を午前10:00に出発し、25時間かけて、鹿児島に向かう


桜島高千穂号 特急貨物に抜き去られて、北九州で、前後を半分に分かれて


日豊本線と鹿児島本線に分かれて、鹿児島に向かう。


仙台行きの普通列車 上野を機関車に引かれて、常磐線を走る


夏だと言うのに冷房も無く、蒸し暑い風が、木の窓から入ってくる。


冷凍ミカンも途中で溶けて、ブヨブヨになって捨てた


車内の雰囲気も、途中と途中ガラリと変わる。上野から仙台まで通しで乗る


客も少ないだろう。けど、時間に余裕があって、車窓を楽しむまさに旅がそこにある


現代では、長距離バスがそれにあたるのだろうけど、風情は無い。


東京から大阪まで、9時間とかかかる。高速バス。新幹線は万博の年に2時間10分


これは移動。飛行機も移動。旅とは言えない。


飛行機も中寄りの席だったら、揺れる映画館だ。


桜島高千穂や普通列車の新宿発長野行き普通列車などは、需要が落ちている


かもしれないが、ゼロにする事はないと思う。


毎日でなくてもいいから、残して欲しい気がした。


ちょっと春に旅行でも・・・



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古き良き時代だったな・・・Good night!