“記憶”で味わう | 舌がんと向き合う日々

舌がんと向き合う日々

2016年4月に舌がんに気づき、6月に手術をしましたが11月に早くも再発。
放射線治療と抗がん剤で一時落ち着きましたが、2019年2月二度目の再発。
そんな舌がんと向き合う日々の記録です。
✳私の病気の経過は2016年11月8日に、ブログの総集編を2019年8月24日に掲載中です。

3年前。
放射線治療をすることになった時のことです。

手術の時の怖さよりも、放射線治療の説明に青ざめました。


副作用として、
◯味覚がわからなくなる(一生)
◯唾液が出なくなる(一生)
◯虫歯が増える
◯でも抜歯はできない
◯ひどい場合あごの骨が腐る
◯放射線治療の放射線でがんになるかもしれない❓❗ (なにー)  滝汗


放射線治療をしたら、もう食べ物を味わうなんてことはできなくなるのだと思いました。


味がしない食生活って、どんな世界だろうと思いました。



でも現実は、意外と味わえてます。 デレデレ


昔テレビで観たのですが、人は目を閉じて鼻をふさいでモノを食べると、味がわからなくなるという実験をしてました。

まさか❓❗ ポーン

と思ったのですが、本当にわからなくなるのですよ。


しかし今、味覚障害になってみて、なるほどと思うのです。


味覚障害になっても味がわかるのは、

◯見て味わう
◯香りで味わう
◯食感を楽しむ

という要素があるからだと気づきました。

特に匂いには敏感になってきた気もします。



さらに、もうひとつ気づいたことがあります。



それは“記憶”のおかげだと思います。


「これはこんな味がする食べ物」


という、長年の経験で自分に身についている“記憶”のおかげで、実際の味以上に味わえる気がします。


不思議ですが、本当にそう思います。



あ・・・ただですね。


記憶のせいで、
しょっぱいものはよりしょっぱく、
酸っぱいものはより酸っぱく感じてしまって、食べにくさが増幅することもありますが。

ほら、レモンを見るだけで酸っぱく感じて、唾が出たり汗をかいたりしちゃう感じ。あれと似てますかね。


辛いものはほぼダメだし。

それでも想像していたより、ずいぶんいろんなものが味わえる生活です。


人間の身体って不思議だなあと思います。

スゴいなあと思います。